千年地区 協議の場づくりのための勉強会②
11月25日(月)、第2回千年地区協議の場づくりのための勉強会が開催され、38名の参加がありました。
今回の勉強会では、第1層地域支え合い推進員より、前回の勉強会で皆さんから出た意見をもとに、再度地域包括ケアシステムの考え方や、地域ごとの特性に合わせた体制づくりの必要性、高齢者の生活支援の取り組み(見守り活動や生活を支える様々なボランティア活動、企業や介護事業所等の取り組み等)について、うきは市内の事例を交えながら紹介しました。
また、地域の活動や助け合い、専門的なサービスがどちらか一方に偏ったり、お手伝いを必要とする本人と地域との関係が切れることなく、つながりあうことの重要性についてもお話をさせていただきました。
その後、皆さんで、助け合いカードゲームを行い、グループワークとして、①「助けられ上手になるために」②「今後千年地区に必要な生活支援・取り組めそうな生活支援」の2点について各グループで話し合いました。
皆さんの意見を踏まえると、「助けられ上手」になるためには、①「本人や周囲の心がまえ」②困ったときに「困った!助けて!」と言えるような関係を作るための土台作り、③「助け上手になっておくことも大切」の3つがあり、本人の気持ちの準備、頼みやすい関係をつくることや、感謝の言葉を伝えるなど様々な事が重要であるということが分かりました。
- 「助けられ上手になるためには?」
- 寝たきりになる前に元気に過ごせるような取り組み
⇒すこやか千年、よりあい、公民館で集う場の充実 - 日頃のコミュニケーション⇒話しにくいことも話せる
- 気軽に話すことが出来る場を見つける
- 集落の集まりに参加 地域の役を担う
- 素直になる!プライドを捨てる!心を開く!遠慮しない!
- 向こう三軒両隣の関係づくり(資源ごみ回収の時など)
- 家族以外にも助けを求められる人を見つける⇒連れ出す人も必要⇒声かけ上手も必要!
- 性格は変えられないが“考え方”を変える!
- 見栄をはらない(素直になる)
- 顔を見せ合い関係づくり
- 趣味、これまでの経験を活かして自信を持つ
- かわいく年をとれたらいいな
- 寝たきりになる前に元気に過ごせるような取り組み
-
「お願いします」と「ありがとう」が大切!!
助け合いの循環♡(助けたり助けを求めたり)
- 今後千年地区に必要な生活支援・取り組めそうな生活支援
- カフェのように気軽に集まれる場(困りごとを話せる場)・・・送迎付き
- 移動支援⇒有償・チケット制
- 布団の乾燥(年を重ねると大仕事)
- 便利な家電の貸出(リサイクル)掃除機やふとん乾燥機
⇒自分でできることを増やす仕組み - 近所でお手伝いできるグループ作り
- 各区に困りごとを聞く場所作り
- 具体的に必要な支援を整理する
- 移動販売車の利用を(今後必要になる)
- コミュニティバスがゆめマートに停車している
- 他地域の活動を参考に・・病院まであちこち停まってくれる
- 高齢者同士のシェアハウス
- 上吉井おたすけ隊(無償ボランティア) ⇒木の剪定等できる範囲で・・。
- 今あるものの充実⇒今あるものを知ることも大切
- 匿名でSOSを出せる仕組み
- アパート住まいや外国籍の方も多く生活されている
⇒どこでも誰でも声をかけ合う月を作る - 福祉委員の負担にならないよう周りみんなで声をかけ合う
自分を頼ってもらえると嬉しい!
相手も嬉しい!自分も嬉しい!
また、今後千年地区に必要な生活支援・取り組めそうな生活支援については、移動手段の確保や生活のちょっとした困りごとを手助けする活動など、具体的活動に関する意見の他、今ある活動の充実や新たな活動の創出に向けた準備(困りごとが話せる場を作ること、今ある取り組みやお住いの地域の現状を学ぶ)に関する意見も多く挙がったことが印象的でした。
何かを始めたり、充実させるためには、様々な現状把握は重要なことです。今後進めていく協議の場では、新たな取り組みに関する協議だけではなく、地域にお住いの方や関わる方が行う、今ある取り組みについても学ぶ機会を設けながら進めていく必要があると改めて感じた勉強会でした。