社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

2 令和7年2月1日発行

「一緒に学んでみませんか?成年後見制度!」を開催しました

令和6年11月20日(水)、12月5日(木)、うきは市総合福祉センターにて令和6年度うきは市成年後見制度・市民後見人普及啓発講座を開催しました。

第1回目のテーマ「成年後見制度とは~自分らしく暮らすために~」では、久留米第一法律事務所の市橋康之弁護士をお招きし、成年後見制度の概要や申立、成年後見人の職務についてご講演いただきました。講演の中では、サザエさん家族を例に、成年後見制度の利用対象者や申し立て人、後見人について分かりやすく説明がありました。又、成年後見人の役割について、判断能力の不十分な方を支援し、守る制度だと再確認することができました。

写真:久留米第一法律事務所 市橋 康之 弁護士
写真:大牟田市成年後見人センター長 竹本 安伸 氏

第2回目のテーマ「事例で学ぶ市民後見人の役割~活動の実際を知ろう~」では、大牟田市成年後見人センター長の竹本安伸氏と市民後見人の奥園吉忠氏を講師にお招きし、大牟田市成年後見センターの取り組みと市民後見人の活動の実際についてご講演いただきました。

はじめに成年後見制度に関するクイズがあり、制度の知っておきたいポイントを押さえることができました。その上で、竹本氏の成年後見の活動中のDVD上映もあり、後見人活動のイメージが湧く内容でした。

奥園氏からは市民後見人になった動機や活動の中で感じていることをお話しいただきました。奥園氏が、制度利用者が安心した生活を送れるよう、成年後見センター、市民後見人の会等に関わり、周囲との連携や相談を図りながら、地域の中で市民後見人としての役割を発揮されていることが分かりました。

受講された皆さんからは、第1回、第2回ともにたくさんの質問が挙がり、参加された方々が成年後見制度に関心を持ち、一緒に学ぼうという意識が高くみられました。今回の講座で学んだことを是非ともご家族、地域の方などとも共有し、役立てていただけたらと思います。

「市民後見人」とは、弁護士などの資格を持たない一般市民が成年後見人として活動する制度です。