千年地区協議の場づくりのための勉強会③
12月16日(月)、第3回千年地区協議の場づくりのための勉強会が開催され、30名の参加がありました。
今回の勉強会では、まず、うきは市役所保健課より、「介護予防・社会参加」についてお話がありました。その中で、フレイル(虚弱状態)を予防し、健康な状態を保つために、身体的要因・精神心理的要因・社会的要因が関連しており、特にフレイルと人とのつながり(社会交流)の関係性はとても深く、フレイル予防には「人とのつながり」が重要であるとのことでした。また、第1層地域支え合い推進員からは、「居場所」=「その人が心を休めたり、活躍できる環境」という考え方をもってみると、地域の様々なエリア(行政区・地区・市全体)での取り組みや普段何気なくおこなっている畑仕事や地域の役、いつも通っているスーパーや飲食店等、生活の中にも居場所は多くあるということをお話させていただきました。


お話の後には皆さんで、①千年地区に今ある居場所について話し合いました。グラウンドゴルフ、ソフトバレーボール、パークゴルフ、よりあい、げんき塾、コスモスまつり、大正琴教室、水路の草刈り等、さとうきび部会、老人会、ゆめマートのフードコート、飲み屋、床屋、就労、役があるから外に出る機会が増える等の意見があり、活動エリアや内容も様々でした。
また、②千年地区に必要な居場所についても話し合い、下記の意見が出ました。
- 「千年地区に必要な居場所」
- 千年カフェ(気軽に集まってお茶・コーヒーが飲める場)
- 気軽に来れる場(空き家の活用、囲碁等)
- 子どもと老人会が一緒に出来ること
- 福富地区のようなベンチ作り(気軽に座って集まる場に)
- 公民館開放(今お家にいる方を誘ってお茶飲み)
- 子ども食堂がもっと広がるといいな
- 一人らしが栄養をとれるよう大人食堂(料理をして役割を)
- 学童の子と遊ぶ場
- 共同農園(みんなで作ってみんなで食べる)
- 転入者にどう参加してもらうかが課題
- 家族みんなが参加できる場(昔は多かったけど・・)
- 若宮区はグラウンドゴルフ大会を実施
- 子どもが勉強できる場
- 意見を踏まえた千年地区での居場所づくりのポイント
- 気軽に参加できる
- いつでも・だれでも
- 歩いて行ける距離
※身近な公民館を活用(人に場を近づける)or送迎や乗り合わせ(場に人を近づける) - 元気が少しなくなっても参加できる
話し合いの中では、ご自身が元気なうちは居場所のことやその必要性をイメージしにくいとの意見もありました。しかしながら、環境面や身体面の変化が生じた時、自分自身が困らないようにするためにも、元気なうちからどんな居場所が身近にあるのかを考えておく、様々なつながりを持っておく必要があります。これは、地域包括ケアシステムにおいても、一人ひとりの心構えとして、とても重要なことです。
その他、活動を始めるためには、協力してくれる人や財源も必要との意見もありました。今後進めていく協議の場では、活動を行うにあたっての協力者の募り方や財源の確保等についても協議していく必要があると感じた勉強会でした。