福祉の心づくり~福富小学校福祉教育~
福富小学校にて10月3日(木)、10日(木)、23日(水)の3日間、4年生40名を対象に福祉教育の授業が行われました。ゲストティーチャーとして、視覚障がいをお持ちの野上満男さんと聴覚に障がいをお持ちの山下美子さんが学校を訪問し、直接、児童と触れ合いました。
子ども達は、「障がいのある方がどんな生活をしているのか?」と、気になっていた様子でしたが、ゲストのみなさんが、普通に元気に生活していること、困った時には周りの人に助けてもらっていること、現在は、便利な道具があるからそれを使うことで以前よりも生活しやすくなっていることを道具やエピソードを交えながら丁寧に説明していただきました。
また、アイマスク・白杖体験や手話体験、車いす体験なども行いました。子ども達からは「アイマスクを付けて白杖体験をした時、友だちが『少し段差があるよ』『しばらくまっすぐだよ』と誘導してくれる声掛けに安心した」「手話を勉強して、山下さんとお話したい」「自分が車椅子に乗ったら思ったよりも怖いと感じた。だから、車椅子を押す側になった時には『右に曲がります』などの声掛けを意識したり、ゆっくり押すようにした」との感想が聞かれました。
ゲストティーチャーからは、「バリアフリーは必要なことだけど、みなさんからの声掛けや、困ったときのちょっとした手助けが、何よりも助けになり、嬉しい」と、お話しいただきました。
授業後には、ゲストティーチャーの荷物を子ども達が率先して運んでくれ、思いやりが伝わっていることを嬉しく感じる体験となりました。