社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

12 令和6年12月1日発行

各地域で福祉大会が行われました

●10月20日(日) 小塩地区福祉大会

写真:参加者の皆さんは、頷いたり、驚いた声が出るなど、熱心に聞かれていました。

小塩地区では、旧小塩小学校グラウンド・体育館にて、福祉大会が開催され、グラウンドゴルフ、高齢者の長寿等の表彰、講演、レクリエーションなどが行われました。

当日は快晴であり、大会の始めに、参加者全員でグランドゴルフを通した交流会が行われました。

講演では、NPO法人『cocofull(ココフル)』の健康運動指導士である今井淳一さんより、「活動(運動)する為に必要な栄養素とその中身」を演題に、健康づくりについてお話がありました。

講演の中で、健康づくりのためには、仕事や運動、生活活動ができる身体づくりが必要であり、身体づくりの基盤として、1日3食バランスの良い食事を摂ることが大切とのお話がありました。また、食事の栄養バランスは、調理する人の好みなどで偏りやすいため、夫婦等で気にかけ合うことも大切とのお話がありました。

レクリエーションでは、講演に引き続き、『ココフル』の今井さんと下釜純子さんの指導により、ボールを使ったゲーム等が行われました。
皆さん、声かけや応援をしながら、熱心に取り組み、笑顔が溢れるにぎやかな時間となりました。
参加者からは、「グラウンドゴルフやゲームで楽しく運動することができた」、「みんなで交流することができて良かった」等の感想がありました。

写真:NPO法人 cocofull 下釜純子さん、今井淳一さん
写真:チームに分かれてゲームを行い、大いに盛り上がりました。

今回の福祉大会では、生活に役立つことを学びつつ、地区全体で楽しく交流を深める機会となりました。

●10月20日(日) 第26回御幸地区福祉大会

御幸地区では、かわせみホールにて、福祉大会が開催され、約250名の参加がありました。

写真:にこにこサロンによる合唱の様子毎週火曜日に介護予防を目的に集まっており、大会では、日頃の成果を披露し、皆さんに元気を届けれらました。
写真:大西 良 准教授の講演

大会では、地元高校生による司会、にこにこサロンによる合唱や介護予防・交流の大切さが分かる劇の発表、浮羽中学校吹奏楽部による演奏など様々な演目が行われました。

また、『子どもと地域がつながり、支え合うまちづくり』という大会テーマをもとに、筑紫女学園大学の大西 良 准教授より、講演いただきました。

大西先生からは、子ども食堂の現状について、現在、貧困対策としてではなく、孤食予防や地域の活性化、地域交流の場としての目的で実施されている子ども食堂が多く、子どもだけではなく地域としても重要な拠点として機能しているとのことでした。

また、教師や保護者、友達とも違う、子ども食堂等で出会う地域の方との関係性があることは、子ども達の自己肯定感を高めることや多様な価値観に触れる機会になる等、様々な良さがある。というお話がありました。

国でも、『こどもまんなか社会』という言葉が提唱されていますが、これは、子どもが真ん中にいて、大人が端っこにいることではなく、みんなが中心にある社会を目指す事であり、子ども食堂のような子どもから大人までつながり合う場は今後もとても大切となってきます。

子ども食堂は全国的に増加していますが、言葉や内容を初めて知ったという方も参加者にはおられたようです。アンケートには、自分ができることや市内の子ども食堂へボランティアとして関わってみたいとの意見もあり、地域の子ども達を大切にしていきたいという御幸地区の思いをより深めることが出来た福祉大会となりました。

●10月20日(日) 千年地区福祉コスモス祭り

千年地区では、沿道にコスモスがきれいに咲く中、千年小学校体育館にて、福祉コスモス祭りが開催されました。高齢者百歳表彰では5名の方が表彰され、人生の大先輩方の元気なご様子に、会場からは大きな拍手が湧きました。

写真:高齢者百歳表彰の後も、芸能祭を最後まで楽しまれました。
写真:様々なダンスや踊りが披露され、沢山の拍手が送られました。

開会行事に続いて、芸能祭が行われ、千年保育園の園児たちの踊りや、フラダンス、ヒップホップダンス、ひょっとこ踊り、よさこい踊り、日舞等で会場を盛り上げました。また、大正琴、バイオリンの演奏ではその音色に聞きほれ、カラオケでは、会場から声援が飛び交いました。

会場内には、千年地区住民による絵画、書道、陶芸、絵手紙、川柳等の作品が展示され、見事な出来栄えに感心する声が多く聞かれました。

会場の外では青空市場やウォーキング(宝探し・空き缶拾い)等、盛りだくさんの内容が実施されました。

福祉委員さんの声かけにより参加された高齢者の方、ご近所と誘い合わせて来られた方、子どもの踊りの応援に来られた保護者の皆さん、青空市場でお買い物をされる方等、幅広い世代が参加されており、お互いに「元気しよったね?」「○○さんお久しぶり!」といった会話や笑顔に溢れ、会を通して地区全体で交流を深める機会となりました。