社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

10 令和6年10月1日発行

不登校・引きこもり相談事業より

考え方を変える

8月20日(火)、不登校・引きこもり対策相談支援事業市民向け講座を行いました。今年度は「もしわが子が不登校・引きこもりになったら?!~子ども・若者の声に耳を傾けるには~」というテーマで教育文化研究所代表の長阿彌幹生先生にお話いただきました。講座では、不登校・引きこもりの現状と背景、当事者との関わり方、学校・地域としての支援の在り方についてお話いただきました。その中でも個人的に印象に残ったのが「大人である私たち自身の考え方を変える」という言葉です。その方法としていくつかご紹介いただきましたが、今回は2つ紹介させていただきます。

1つ目は「自分の意見を押し付けない」という事。不登校・引きこもり当事者の方と関わる際、家族や支援者は「この状況を変えよう」と必死になって当事者に働きかけをしますが、実はその行為が当事者を苦しめている可能性があります。「まだ社会経験もなく、大人が進路を導く事が必要だ」という考え方は大切な事ですが、その際は当事者の気持ちや意見を尊重した上での関わりやアドバイスであるかどうかがとても重要です。なぜなら、当事者の思いがなければ大人の意見を押し付けるだけになってしまうからです。

2つ目は「先回りしない」という事です。子どもが失敗しない様に大人がリスク管理をしすぎると、失敗に対して免疫のない子となります。失敗からも多くのことを学ぶため、是非とも当事者の思いを尊重し、色々な経験をさせていただけたらと思います。

その他にも、先生から沢山の貴重なお話をしていただきましたので、今後も社協の広報誌を通してお伝え出来たらと思います。

不登校・ひきこもり相談・フリースペース

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ご自宅に引きこもり気味で学校や適応指導教室に行けないお子さんが、自宅以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからのこと話してみませんか? まずはお気軽にご相談ください!

場所 うきは市総合福祉センター 内
詳細 まずは下記番号にご連絡下さい。

◆相談員

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高橋 伸征(たかはし のぶゆき)
熊野 智春(くまの ちはる)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1 
電話 0943-76-3996(不登校・ひきこもり専用相談ダイヤル)
受付時間 平日8:30~17:15
メールでのご相談も受付ています
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで

うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会

うきは市社協では、「うきは市不登校・ひきこもりを考える会」と共催で、毎月第3水曜日に家族会を開催しています。

一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?

日時 2024/10/16(水) 19:00~21:00
  • リモート、集合どちらでもご相談ください
会場 うきは市総合福祉センター1階 小会議室
費用 無料
内容 長阿彌(ちょうあみ)幹生(みきお)先生を迎えて、親同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。