江南小学校福祉教育
2月1日(水)、江南小学校の4年生を対象に、福祉教育の授業が行われました。
子ども達は、事前学習として、アイマスクや白杖の体験を行ったうえで、市内在住で視覚に障害のある野上満男さんをゲストティーチャーとしてお招きし、普段の生活などについてお話を伺いました。
野上さんの普段の生活について学ぶ場面では、お札の種類を識別する姿やお茶をコップに注ぐ姿、野上さんが持参された点字の冊子や日用品に触れるなどの体験を通して、様々なことを感じた様子でした。
野上さんからのお話では、「人は五感(見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触れる)を使いながら生活しているんだよ。五感の中では、目からの情報がすごく大きな役割を果たしている。私はそれを使うことが出来ないので、それ以外の情報を使って生活しているんだよ」との言葉に、五感の意味を考えながら熱心に話を聞く子ども達の姿が印象的でした。
また、「点字ブロックの上に自転車が置かれていることがあります。私のように目が不自由な人は点字ブロックを使っているので、その上に自転車を置いたりしないようにお願いします」との言葉に子ども達は、うなずいていました。
今回の学習を通して、子ども達の身近な地域に障がいを持つ方がいて、その人の暮らしや思いに触れることで自分たちに何が出来るかを考える時間となったのではないでしょうか。