災害ボランティア養成講座を行いました
近年、全国各地で大規模災害が毎年のように発生しており、被災地の復興や被災者の生活再建を進めていくためには、多くのボランティアの力が必要となっています。
そこで、うきは市社協では、10月9日(土)、市内の空き家にて、平時の備えとして、災害ボランティアの養成を目的に講座を開催しました。
今回の講座では、「水害による浸水家屋の床下泥出し活動」をテーマに、各地で災害支援をなされている、一般社団法人『螢火』さんを講師に迎え、市内の団体等が参加されました。
最初に講義を行い、床下活動の基本と必要性について、お話いただきました。
浸水した家屋は、カビが発生しやすく、放置しておくと健康被害や建物の損傷に繋がることがあります。
今年の8月、久留米市内の浸水被害があった地域でも、木材の腐食やシロアリの被害を受けたお宅があったそうです。
こうした被害を防ぐためには、床下の状況を確認し、溜まった水や土砂の撤去、カビの除去や消毒を行うことが必要との話がありました。
講義後、床下での活動手順について説明があり、屋内が汚れないようにするための養生の仕方や畳と床板の上げ方等のポイントをご指導いただき、参加者には、実際に床下に入り、床下での活動を体験していただきました。
今回の講座を通して、災害ボランティア時に、被災者に寄り添う気持ちや実際の活動で役立つ知識、手法を学ぶことができました。
うきは市社協では、被災時の迅速な災害支援を進めていけるよう、今後も災害ボランティアの養成を図っていきます。