福祉委員かわら版
224号 令和6年9月2日 発行9月に入りましたが、残暑が厳しい日々が続いています。皆さま、体調はいかがでしょうか。
先月号では、熱中症について取り上げましたが、今月も熱中症が心配されます。こまめな水分補給等を心がけ、体調には十分お気をつけください。
「防災の日」及び「防災週間」
毎年9月1日は「防災の日」、また、8月30日~9月5日は「防災週間」です。これらは、国民が災害について認識を深め、災害への備えの充実を図ることにより、防災と減災に役立てることを目的に国が設けています。
近年、災害が頻発し、全国各地で様々な被害が発生しており、今もなお、復旧活動が続いている地域もあります。
災害は、いつどこで発生するか分かりません。
災害の被害を最小限に抑えるには、災害時の行動や備えについて、事前に考え、家族や地域で話し合うことが大切です。
以前の福祉委員かわら版(令和6年6月号)でも豪雨災害の備えについて紹介しましたが、先月の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を踏まえ、今回、防災・減災について取り上げます。
災害に備える上でのポイント(自分に出来ること)
災害の備えとして、次のポイントが大切です。
① 自宅の安全対策を行う
- 避難がすぐにできるよう、自宅の出入口付近に荷物を置かない
- 家具の転倒防止のため、家具を固定する 等
② 食料等の備蓄・非常用持ち出しバックの準備
- 食料や飲料、生活必需品などを3日分備蓄する
- 備蓄品をすぐに持ち出せるようにする 等
③ 家族等で安否確認方法を話し合い、決めておく
- 非常時の集合場所を決める
- 災害用伝言ダイヤルを活用する 等
④ 避難場所や避難経路を確認する
- 「うきは市総合防災マップ」等を活用して、危険箇所や避難場所を把握する 等
以上のポイントを押さえることで、災害から命を守る可能性を高め、防災・減災につながります。
今回紹介したポイントについて、家族や地域で共有していただけたらと思います。
災害に備える平常時からの地域づくり
過去の災害では、普段の地域での声かけや見守り、生活支援などをはじめ、様々な地域活動や関係性が災害時でも機能したという事例が多くあります。
防災・減災に向けて、先ほど紹介したポイントは大切なことですが、災害時でも助け合える地域づくりも重要になります。
そこで、9月15日(日)に開催する「第4回うきは市社会福祉大会」では、「災害」をキーワードに、改めて地域づくりについて考える記念講演を行います。
講師は、全国の被災地で災害ボランティアセンターの運営支援及び、被災地域の支援に携わっている李 仁鉄さんをお招きします。
また、記念講演と合わせて、防災について考える体験ブースや過去の災害を振り返る写真の展示ブースなど、様々なブースを設けます。
今回の社会福祉大会を通して、うきは市が「災害に打ち勝つ地域の力」を発揮できるよう、皆さまと一緒に考え、今後の地域づくりにもつながればと思っています。
皆さま、ご参加のほど、よろしくお願いいたします。
うきは市社会福祉大会とは
社会福祉の向上に功績があった方・団体に感謝の意を表するともに、地域のつながりや支え合いを基盤とした「地域共生社会」の実現に向け、地域福祉活動を推進することを目的に、5年に1度、うきは市社会福祉協議会が開催しています。
第4回うきは市社会福祉大会について、概要は上記に掲載しています。
詳細につきましては、社協広報誌「ふくしのかわら版9月号」をご覧ください。