社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

福祉委員かわら版

223 令和6年8月1日 発行

熱中症に注意!

8月に入り、本格的な暑さを感じる時期になりました。

このような暑い季節に心配なことは、熱中症です。

熱中症は、高温多湿な環境に身体が対応できず、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく、室内で何もしていない時でも発症します。

症状としては、めまいや立ちくらみ、大量の発汗、筋肉痛等があり、症状が進むと、頭痛や嘔吐、倦怠感、判断力・集中力の低下等が見られます。場合によっては救急搬送されたり、死に至る可能性もあります。

総務省消防庁の資料によると、令和元年から令和5年を通して、救急搬送された熱中症患者の約半数は、65歳以上の高齢者だそうです。また、高齢者は、体内の水分が不足しやすく、暑さに対する感覚機能や身体の調節機能も低下しているため、注意が必要です。

そこで今回は、熱中症予防について紹介します。

熱中症にならないように

熱中症予防として、大きく3つのポイントがあります。

①暑さを避ける

外出時は日傘や帽子を着用、日陰を利用してこまめに休憩をとるようにしましょう。また、室内では、扇風機やエアコン等で室内の温度をこまめに調節しましょう。

その他にも、通気性や吸湿性、速乾性がある衣服を着用する、保冷材や冷たいタオルで身体を冷やす等を心がけることで、暑さを和らげることができます。

②こまめに水分補給する

のどの渇きを感じてない場合でも、水分に加え、塩あめ等の塩分を一緒に補給することが大切です。また、外出時に限らず室内でも、こまめに水分を補給しましょう。

③日頃からの健康管理

熱中症になりにくい身体づくりには、健康管理が大切です。バランスの良い食事や十分な睡眠を取るなど、日頃からの健康管理に心がけましょう。

もし、熱中症の症状が見られたら

  • エアコンが効いている室内や風通しの良い日陰など、涼しい場所へ避難する
  • 衣類を緩め、身体を冷やす
  • 少しずつ水分・塩分を補給する
  • 自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、救急車を呼ぶ

以上の対応をすることで、熱中症の重症化や後遺症を防ぐことにつながります。

声かけ訪問等で気にかけている方とお話する機会がありましたら、熱中症についても伝えていただけたらと思います。

地域の気づきから専門機関等と連携した見守りへ(事例紹介)

先日、ある区の福祉小座談会で次のような出来事がありましたので、紹介します。

参加者より、「最近、娘と2人暮らしとなった高齢者で気になる方がいる」と話がありました。

この方について、他の参加者からは「足を怪我してから、外で見かけなくなった」「娘が仕事のため、日中は1人になる」「認知症の症状も出てきているかもしれない」「日中の食事や生活状況がどうなっているか心配」などの意見が挙がりました。

今後の支援方法について話し合うと、「本人や娘とよくお話する近所の方がいるため、生活状況の確認や見守りの協力を依頼したい」「以前、専門機関へ介護サービスの利用について相談していたため、関わっている専門機関にも状況を確認したい」との意見があり、民生委員から近所の方に、また、社協からは関わっている専門機関に、それぞれ連絡を取りました。

後日、民生委員へ近所の方や関わっている専門機関から、生活状況について情報提供があり、区長等とも共有した上で、今後は地域と専門機関が連携して見守ることになりました。

今回は、生活や身体状況、日中1人となり心配との気づきから、近所の方や専門機関につながり、見守り体制ができた事例でした。このような気づきは、日頃から地域で気にかけ、様子を知っているからこそ、心配に感じられたことだと思います。

今後も日常生活の中で、無理のない範囲での地域の見守りをお願いします。

福祉小座談会を開催してみませんか?

福祉小座談会では、日頃から感じられる地域の福祉課題(気になることやお困りごと等)を話し合い、解決に向けて一緒に考えていきます。また、よりあい活動や災害時の対応に関することなどを皆さんで話し合い、今後の福祉委員活動につながっていくこともあります。

地域の安心・安全なまちづくりにつながりますので、福祉小座談会の開催をお願いします。開催当日は、社協の担当職員も同席し、進行の補助等を行います。

福祉小座談会の開催について、希望や質問等がありましたら、うきは市社会福祉協議会の吉井事務所(0943-76-3977)までご連絡ください。

連絡先
うきは市社会福祉協議会
電話
0943-76-3977

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日時 日時 2024年8月20日(火)19:00~21:00
会場 うきは市総合福祉センター2階 大会議室
うきは市吉井町347-1
参加費 無料
講師 教育文化研究所代表 長阿彌(ちょうあみ)幹生(みきお)
ご予約・お問い合わせ うきは市社会福祉協議会
参加をご希望の方は下記よりお申込みください。
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WEBから申し込み
MAIL
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jp
TEL
0943-76-3977 (担当:高橋・熊野)
FAX
0943-76-4329(参加者名・連絡先を送付下さい)