社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

福祉委員かわら版

222 令和6年7月1日 発行

よりあいについて

新年度に入り、3ヵ月が経ちました。

今年度新しく福祉委員になられた方の中でも、少しずつ福祉委員の活動に慣れてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その中で、福祉委員さんから「よりあいってそもそも何?」「よりあいは、何をしたらいいの?」など、よりあいに関するご質問やご相談をいただくことがあります。

そこで、今回は「よりあい」についてご紹介します。

「よりあい」はこうして始まりました

よりあいが始まったきっかけは、民生委員さんが声かけ訪問活動を行う中で、「人との交わりが少なくなった」との高齢者の声から生まれました。
年齢を重ねるにつれて、体調や環境の変化から、外出する機会が減り、他者との接点が少なくなります。そのため、近所の方が歩いて集える地域の公民館を利用した「よりあい」が始まりました。

どんな方が参加しているのか?

よりあいは、高齢者の閉じこもり防止・いきがい作りが目的のため、主に75歳以上の高齢者の方を対象としております。地域によっては、75歳以下の方が参加している区もあります。
また、福祉委員さんや民生委員さんの他、参加された方や地域のボランティアさんがお世話人としてお手伝いする区もあります。区の実情に合わせて開催していただけたらと考えています。

どんなことをしたらいいの?

よりあいは、「ゲームをしなければならない」「食事を準備しなければならない」などの決まりがあるわけではありません。
決まりがないからこそ、どう行うか悩まれる方もおられると思いますが、開催する上で重要なことは、地域の方が気軽に集まれる場になることです。また、参加者とお世話人が一緒になって運営をしてもらえることが理想だと思います。そのため、よりあいの内容や時間帯等につきましては、無理のない形で実施していただけたらと思います。
地域によっては、年数回開催している区もあります。

よりあいの特徴

よりあいは、高齢者の閉じこもり防止・いきがい作りなどの役割だけでなく、高齢者の見守りや安否確認としての役割もあります。そのため、よりあいの日程や内容等が決まりましたら、見守り訪問を兼ねて、対象となる方への案内をお願いします。
また、開催にあたっては、事前に担当地区の民生委員さんにも連絡をお願いします。
よりあいを楽しみにされている方がおられると思いますが、中には、「声をかけても参加してくれない」との話を伺うことがあります。

対象となる全ての方の参加は難しいと思いますが、普段参加しない方がいつでも参加できるように、よりあい開催時には見守りも兼ねて、対象となる方全員に声かけをお願いします。
また、当日欠席された方には、見守り訪問を兼ねて、よりあいで出されたお菓子などを持って、声かけ訪問を行う地域もあります。
 
以上、よりあいについて紹介しましたが、これら全てを福祉委員さんだけで行うのは大変です。区長さん、民生委員さん、地域のボランティアさんなど、地域の方々で協力し、区全体としてよりあいを実施していくことが大切です。

みなさんの よりあい活動をサポートします!

社協では、よりあい開催を推進するため、要望に応じて、よりあいのチラシ作成、遊具の無料貸出、体操や遊具を使ったゲームなどでよりあいをお手伝いする「よりあいコーディネーター」の派遣等を行っています。

その他にも、社協やうきは市内の社会福祉法人、市役所、浮羽薬剤師会、警察署などによる出前講座の相談も受け付けております。

「プログラムを一緒に考えて欲しい」「こんな話をして欲しい」など、どんな些細なことでも構いませんので、下記の連絡先へお気軽にご相談ください。

社協では、様々な形でみなさんの よりあい活動をサポートします!

よりあいコーディネーターの派遣

よりあいコーディネーターが進行し、みんなで体操!

浮羽薬剤師会の協力による住民向け講話

お薬の講話の後は、参加された方からお薬に関する質問も出ています!

遊具の無料貸出

遊具を使って、みんなでゲームをして楽しんでいます!
遊具は、吉井・浮羽事務所で貸出しております。ぜひご活用ください!

うきは市内の社会福祉法人の協力による「わくわく福祉出前講座」

水月吉井の職員による介護のお話

その他にも、社協では、みなさんのよりあい活動をサポートします!
ご要望やご相談がありましたら、いつでも社協へ連絡ください!

連絡先
うきは市社会福祉協議会
電話
0943-76-3977