社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

福祉委員かわら版

221 令和6年6月1日 発行

豪雨災害について

近年、全国各地で記録的な豪雨や台風による災害が発生しています。昨年の7月7日から10日にかけて、筑豊地方や筑後地方を中心に記録的な大雨が観測され、福岡県では2年ぶりとなる「大雨特別警報」が発表されました。この大雨により、うきは市内で河川の支流や水路の内水氾濫が発生し、床上・床下浸水、道路の損壊、土砂崩れなど、甚大な被害を受けました。

災害はいつ、どこで起こるのか分かりません。

災害から自分や周りの人の身を守るには、備えておくものや災害時の行動について知り、予め考えておくことが大切です。

そこで、これからの時期に発生する可能性がある豪雨災害の備えについて紹介します。

豪雨災害への備え

日頃からの豪雨災害の備えについて、次のようなことが大切になります。

○備蓄品や非常用持出品を揃える

電気やガス、水道等のライフラインが止まった時に備え、普段から飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大切です。すぐに避難できるよう、食料品や飲料水、貴重品、救急用具、生活用品等の非常用持出品をリュックサックにまとめて、すぐ持ち出せるように準備しておきましょう。

また、賞味期限を切らさず食料品等を備蓄する方法として、普段食べているものや飲んでいるものを多めに買い置きし、無くなったら新たに補充する「ローリングストック」という方法があります。

日頃から、無理のない形で非常用持出品や備蓄品を準備しておきましょう。

○危険箇所や避難方法を確認する

災害時に安全の確保や避難する際、自分の住んでいる地域の危険と思われる箇所や、避難経路等について、事前に確認することが大切です。うきは市では、近年頻発する自然災害に備え、「うきは市総合防災マップ」を更新し、今年度5月上旬に全世帯に配布しています。身の回りの危険箇所や避難所、避難経路の確認等にご活用ください。

また、避難時に冠水した道路を歩くことは、水深が浅くても蓋の外れたマンホールや側溝が見えづらく、危険を伴う場合があります。避難指示等が発令前でも、危険が高まったと感じられた場合、早めの避難を心がけましょう。

避難所への避難だけではなく、近所の安全な場所や高い場所への移動も避難方法の1つです。

○安否確認の方法を話しておく

災害時、慌てず行動できるように家族や近所の方などと、日頃から安否確認や避難方法等について、話し合っておくことが大切です。

例として、「集合場所を決めておく」「災害時伝言ダイヤルや災害用伝言版等のサービスを活用する」等があります。

また、普段からの近所付き合いや顔を合わせる機会があることで、いざという時に声を掛け合え、避難や安否確認を迅速に行うことができます。こうした機会は災害時だけでなく、日常生活での支え合いや助け合いにもつながります。

以上、豪雨災害への備えについて紹介しましたが、豪雨以外にも、地震や台風等の災害が身近なところで発生する可能性があります。
災害によって避難方法が異なりますので、いざという時に慌てず行動できるよう、家族や地域で避難方法等について、話し合っていただきたいと思います。

福祉小座談会を開催してみませんか?

福祉委員さんより、「地域でどんな人を見守れば良いのか」「福祉委員だけでは、地域にどんな人がいるのか分からない」などのご相談を伺うことがあります。

福祉小座談会とは

そのように感じている方は、福祉小座談会を開催してみてはいかがでしょうか。

皆さんの区で、日頃から感じられる福祉課題(困りごと・困っている人)について振り返り、解決に向けて、区の役員さん(区長、分館長、民生委員、福祉委員等)と一緒に話し合うための場です。

写真:令和6年4月 安富区小座談会の様子

地域によっては、自治協議会の役員さんも同席され、話し合いで挙がった意見や課題が、自治協議会の活動にも反映されています。

また、福祉小座談会には、社協の担当職員も同席し、進行の補助等を行います。

話し合いの中で細かな福祉課題に触れることもあるため、複数区の合同開催ではなく、なるべく各区での開催をお願いしています。

話し合いの内容に応じて、

  • 近所の方のご協力による支援
  • 公的制度(福祉サービス)による支援
  • 福祉活動以外の専門的支援への取り次ぎ等

に分類して、解決方法を検討していきます。

これまでも福祉小座談会を通して、見守りのきっかけづくりになったり、専門的な機関につながったことで、福祉サービスを利用しながら、自宅で暮らし続けることができている事例もあります。
また、災害時の対応を検討し、地域の交流も含めた防災研修を開催された事例もありました。

このように、地域の気になる方や困りごとなどを共有し、話し合うことは、日頃からの見守り活動や災害時等にも役立ちます。
本会では、安全・安心なまちづくりの一環として、各区での福祉小座談会の開催を推進しています。

福祉小座談会の開催のご希望やご質問等がございましたら、下記までお気軽にご連絡ください。

開催時期が重なることがありますので、実施日を複数設定していただけると助かります。

連絡先
うきは市社会福祉協議会
電話
0943-76-3977