福祉委員は、各区より推薦いただき、社会福祉協議会会長が委嘱しており、今年度は339名いらっしゃいます。その内、167名の方が新たに福祉委員となられました。
初めて福祉委員になられた方の中には、「福祉委員ってどんなことをしたらいいの？」と思われる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今年度最初の福祉委員かわら版では、福祉委員についてご説明します。

○福祉委員とは

○お住まいの区について振り返ってみませんか？

新たに福祉委員になられた方から「前任者からの引き継ぎがなく、何をしたらいいのかわからない…」と話を伺うことがあります。そんな時は、自分の区の担当民生委員さんと意見交換するのはいかがでしょうか。
民生委員さんと意見交換する中で、これまでの福祉委員との活動の話や、気になる方・気にかけて欲しい方の話もできると思います。
また、福祉委員さんが知っている情報や気になることについても話してみて下さい。民生委員さんが気づいていなかったこと、知らなかったことも出てくるかと思います。
民生委員さんは１人で複数の区を担当しており、声かけ訪問等も行っていますが、民生委員さんから「自分が住んでいる区のことは分かるけど、隣の区は…」「高齢者の世帯は把握しているがそれ以外は…」との話を伺うこともあります。
一方、「区のことは福祉委員さんがよく知っている」「気にかけている人の最近の様子や気になることがあったら相談している」など、福祉委員さんと連携して活動しているという話も伺います。
福祉委員の皆さんには、民生委員さんと連携して、細やかな見守り活動を行っていただけたらと思いますので、民生委員さんとの意見交換をお願いします。

○見守りの様々なカタチ

以前より、福祉委員さんから「一人暮らしの異性宅へひとりで訪問するのはちょっと･･･」「普段は仕事をしているので声かけ訪問する時間がない」との話を聞くこともあります。
相手と顔を合わせることは、見守りにおいて大切なことですが、顔を合わせること以外にも見守りの方法はあります。

対面しない形の声かけ

対面しない形での声かけの方法として、「玄関ドアやインターホン越しで会話する」「電話やメール、ポスティングカード等でやり取りする」などがあり、相手と対面しない形で交流ができ、見守りにもなります。

ポスティングカードは社協で準備しております。ご希望の方はお気軽にお尋ね下さい。

生活の中に見守りを意識する

通勤や買い物、回覧板を回す時など、普段の生活の中で「郵便受けに郵便物や新聞が溜まっていないか」「電気がついているか」「洗濯物が干したままになっていないか」等、生活や家の状況について、外からさりげなく気にかけることも見守りになります。

例えば…

「ゴミ出しの時に、郵便物が溜まっていないか確認する」

「散歩の時に、洗濯物が干したままになっていないか確認する」

今回紹介したように、声かけや見守りの方法は様々であり、福祉委員さんが無理のない範囲で活動していただくことが大切です。そのため、地域に合った形での見守りをお願いします。
また、見守りの中で異変や気になることがありましたら、民生委員さんや区長さん、もしくは社会福祉協議会にご連絡下さい。

福祉委員の主な活動についてご説明しましたが、福祉委員１人で区内の方全員の見守りを行うのは大変なことです。また、人によって見え方や気になる部分は、必ずしも同じではありません。
地域によっては、区長さんや民生委員さんと協力して見守りをされたり、気にかけている方の近所の方が生活や家の状況等を確認するところもあります。
地域の皆さんと協力した見守りへの働きかけをお願いします。

社会福祉協議会には、地域担当職員がおります。福祉委員の活動等でご不明なことや、ご近所で気になる方がいらっしゃいましたら、下記までご連絡下さい。