福祉委員かわら版
217号 令和6年1月5日 発行明けましておめでとうございます
福祉委員さんをはじめ、区長さん、民生委員さんの皆さまには、日頃より地域の見守りや声かけ訪問活動、自治協議会(福祉部門)の活動にご尽力いただき、誠にありがとうございます。
今年も、地域福祉活動等へのご理解とご協力のほど、よろしくお願い致します。
「防災とボランティアの日」、「防災とボランティア週間」
令和5年7月豪雨災害の発生から、約半年が過ぎようとしています。うきは市災害ボランティアセンター開設の際には、多くのボランティアの皆様のご協力や救援物資等の寄付など、復旧支援にご尽力いただき、ありがとうございました。皆さまの温かいご支援とご協力に、改めて感謝申し上げます。
さて、毎年1月17日は「防災とボランティアの日」、また、1月15日~21日は「防災とボランティア週間」です。これらは、国民が災害時のボランティア活動、自主的な防災活動について認識を深めるとともに、災害への備えの充実を図ることを目的に設けられています。
この「防災とボランティアの日」および、「防災とボランティア週間」が設けられたきっかけは、平成7年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」です。
阪神・淡路大震災は、死者が6千人を超え、全壊・半壊した家屋が約25万棟など、近畿圏の広域で甚大な被害が発生しました。
一方で、災害発生後は、全国から多くのボランティアが駆けつけ、様々な支援活動が行われ、復興への大きな力になりました。
このことから、お互いに助け合う「互助」「共助」が広く認識され、平成7年は「ボランティア元年」と呼ばれるようになりました。
災害に備え、日頃からできること
近年、全国各地で豪雨による水害や地震など、様々な災害が発生し、異常気象等により、これまでの想定を超える被害が起きています。
災害は、いつどこで起こるか分かりません。災害時の被害を最小限に抑えるためには、日頃からの災害への備えが大切になります。
個人や家族でできることは、「食料や飲料、生活必需品等の備蓄」「非常用持ち出しバッグや袋の準備」「家族同士で安否確認方法を話し合う」などがあります。
地域でできることは、「地域の危険箇所や避難場所の把握と確認」「災害時に声かけや手助けが必要な方の把握と確認」「地域の公民館等の備蓄品の確保」「防災に関する訓練や研修会の実施」などがあります。
地域で取り組むことにより、防災意識が向上し、被害を未然に防ぐことにもつながります。
先日、ある区の区長さんや福祉委員さん等と、今年7月の大雨時の避難について、話し合う機会がありました。
その際、「自宅前の道が川みたいになって、気になる方の声かけに行けなかった」「普段声かけ訪問に行っていた方から連絡があり、電話で安否確認ができた」「災害時は役員も動けない可能性があるため、隣近所で気にかけ合う体制が大切であり、地域で事前に話し合う機会が必要ではないか」などの意見が出ました。
災害発生時に、近所の方と声かけや連絡が行えることは、早めの避難や精神的な安心感等を得ることができ、お互いに自分の身を守ることにもつながります。
このようなことができるのは、日頃からの関わりがあり、お互いに相手を知っているからこそだと思います。
そう考えると、日頃からの地域でお互いに気にかけ合える関係性は、日常生活の中での助け合いや支え合いだけでなく、災害時においても役立つと思います。
福祉委員の皆さまには、普段の関わりを通した見守りを引き続き、よろしくお願いいたします。
インフルエンザが流行しています!
気温が冷え込み、空気が乾燥する時期が続きます。
このような時期に気を付けておきたいことがインフルエンザです。今年のインフルエンザは、例年に比べて、早く流行しており、全国的に感染者数が増加しています。
福岡県内でも、感染者数が増加し続けており、9月以降からは、県内の学校で学級閉鎖になったところもあるようです。
インフルエンザの症状について
インフルエンザに感染すると、38度以上の高熱による関節痛や頭痛、急激な咳や鼻づまりが見られ、重症化すると肺炎や気管支炎、食欲不振による栄養低下で寝たきり状態等になる場合があります。
特に、ご高齢の方やお子さん、妊婦さん、喘息等の持病を持った方は、感染しやすい、重症化しやすいなどと言われています。
また、感染した時には、抗インフルエンザウイルス薬等の服用にかかわらず、まれに外へ飛び出すなどの異常行動を起こす場合があります。
その様な症状は、発熱から2日間以内で、特に就学以降の小児・未成年者の男性に、多く見られるようです。万が一の事故を防止するためにも、発熱から2日間程は、近くで様子を見守るなどを心がけましょう。
インフルエンザを予防するには
インフルエンザの感染を防ぐには、日頃から、予防する心がけが大切になります。インフルエンザの感染を防ぐ方法として、「こまめな手洗いとうがい」「十分な栄養や睡眠をとるなどの体調管理」「マスクの着用等の咳エチケット」「人混みを避ける」「インフルエンザワクチンによる予防接種」等があります。
予防接種は、効果が現れるまでに2週間程かかり、発病する可能性を減らす、重症化を予防する効果が期待できます。
また、インフルエンザは症状の進行が早いため、発熱や咳、倦怠感等の体調が優れない場合は、早めの病院受診や、かかりつけ医などの医療機関に相談するようにしましょう。
これからも寒い気候が続きますが、体調には気を付けて、お過ごしください。
(厚生労働省HP等を参照)