福祉委員かわら版
213号 令和5年9月1日 発行9月に入りましたが、厳しい暑さが続いています。皆さま体調は崩されていないでしょうか。
先月号では、熱中症に関して取り上げましたが、今後も熱中症が心配されます。熱中症を防ぐためには、暑さを避け、こまめに水分を補給することが大切です。
また、高齢の方は身体機能の低下により熱中症になりやすいため、気にかけている方とお話する機会がありましたら、予防についての声かけをお願いします。
悩んでいること、相談してみませんか?
先日、福祉委員さんより「生活状況が気になる方がいるけど、どこに相談すればいいかわからない」「気持ちが落ち込んでいる方がいて元気づけたいけど、どうしていいかわからない」などの話を伺うことがありました。
そこで、今回は「生活・福祉丸ごと相談」について紹介したいと思います。
「生活・福祉丸ごと相談」とは
生活・福祉丸ごと相談では、年齢や性別を問わず、様々な「生活のしづらさ」を抱え、どこに相談すればいいかわからない方や身近に相談する相手がいない方等の相談をお受けしております。
相談窓口は、社会福祉協議会の吉井事務所・浮羽事務所の2ヶ所に設置しています。
相談内容としては、経済的な困窮や多重債務等のお金に関すること、介護や病気、障がいに関すること、就労に関すること、住まいに関すること、ひきこもり等の社会的なつながりに関することなど、多岐に渡ります。
「生活・福祉丸ごと相談」では、このような困りごとの解決に向けて、一緒に考え、関係機関と連携しながら、支援を行っています。
課題を抱えて生活している方は…
様々なご相談を受け、課題を抱えている方と関わっていく中で、次のようなことを感じることがあります。
- 困っているけれども困っていると言えない
- 周りに相談できる相手がいない
- 困りごとをどこに相談したらいいかわからない
- 本人の困りごとが本人以外に起因している
- 同時に複数の課題を抱えている
- 本人だけでなく世帯全員が課題を抱えている
- 本人の「生活習慣」や「当たり前」が課題の要因となっている など
本人や家族から相談機関に相談することは、人によってはハードルが高く、相談できずに悩みを抱え込んでしまう場合もあります。「生活・福祉丸ごと相談」は、本人や家族だけでなく、区長さん、民生委員さん、福祉委員さん、近所の方などからの相談も受け付けております。
これまでも、区長さんや民生委員さん、福祉委員さん等から「最近地域で見かけなくなった」等の相談を受けて、社協が本人や家族に関わり、関係機関につないだことで、本人や家族への支援や福祉サービスの利用につながった事例もあります。
また、地域の方や知り合いの方から社協に相談することを勧められて、相談につながった方もおられます。
課題を抱えている方が相談や支援につながるには、普段から本人の様子を知っている・気にかけている方や本人が気軽に相談できる存在が重要です。
日頃より福祉委員の皆さまには、普段の生活を通した見守りと、気にかけている方への声かけをいただき、社協としても大変心強く思っております。
皆さまには、引き続き地域の皆さんと協力した活動をお願い致します。
また、家族や友人、近所の方等で悩みごとを抱えている方がおられましたら、「社協に相談してみたら?」とお声かけいただけたらと思います。
相談は電話・訪問・来所等のご希望の方法でお受けしてます。
社協だけで全てのお困りごとを解決できるわけではありませんが、様々なお困りごとの解決に向けた取り組みを関係機関と連携しながら行っていきます。
今後ともよろしくお願い致します。