社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

福祉委員かわら版

210 令和5年6月1日 発行

福祉委員になられてから、2ヶ月が経ちました。各地区で少しずつ福祉委員活動が進んでおられるのではないでしょうか。
その中で、福祉委員さんから「よりあいって何をしたらいいの?」など、よりあいに関するお尋ねやご意見をいただくことがあります。

そこで、今月はよりあいについてご紹介したいと思います。

「よりあい」はこうして始まりました!

よりあいは、民生委員さんが行う声かけ訪問活動の中で「人との交わりが少なくなった」との高齢者の声から生まれました。
年齢を重ねるにつれて、体調や環境の変化から他者との接点が少なくなります。そのため、歩いて集える地域の公民館を利用した「よりあい」が始まりました。

どんな人が参加しているの?

よりあいは高齢者の閉じこもり防止・いきがい作りになることを目的としているため、主に75歳以上の高齢者を対象としております。しかし、75歳以下の方でも参加している区もあります。
また、福祉委員さんや民生委員さんの他、参加者や地域のボランティアがお手伝いしている区もあります。

地域の実情に合わせて開催していただけたらと考えています。

どんなことをしたらいいの?

よりあいには「ゲームをしなければならない」「食事を準備しなければならない」などの決まりがあるわけではありません。
決まりがないからこそ、どう行うか悩まれる方も多いと思いますが、開催する上で重要なことは、地域の方が気軽に集まれる場になることで。
また、よりあいは参加者とお世話人が一緒になって運営することが理想です。そのため、時間帯・内容などについては、無理のない形で実施していただければと思います。地域によっては、年数回開催している区もあります。

よりあいの特徴!

よりあいは高齢者の閉じこもり防止・いきがい作りとしての役割だけでなく、高齢者の見守りや安否確認の役割もあります。そのため、よりあいの日程や内容などが決まりましたら、見守り訪問も兼ねて対象となる方へよりあいの案内をお願いします。

また、開催にあたっては、事前に担当地区の民生委員さんにも連絡をお願いします。

よりあいを楽しみにされている方がおられると思いますが、中には「声をかけても参加してくれない方もいる」との話を伺うことがあります。
対象となる全ての方の参加は難しいと思いますが、普段参加しない方も参加しやすいように、よりあい開催時には見守りも兼ねて、対象となる方全員に声かけをお願いします。また、当日欠席された方へ、見守り訪問を兼ねて、よりあいで出されたお菓子などを持って、声かけをされているところもあります。

社協は、みなさまのよりあい活動をサポートします♪

社協では、よりあい開催を推進するため、要望に応じてよりあいのチラシ作成、遊具の無料貸出(吉井・浮羽事務所で貸出しています)、体操や遊具を使ったゲームなどでよりあいの進行をして頂く「よりあいコーディネーター」の派遣も行っています。
その他、社協やうきは市内の社会福祉法人、市役所、浮羽薬剤師会などによる出前講座の相談も受け付けています。

社協では、様々な形でみなさまの地域のよりあい活動をサポートします!

よりあいコーディネーターの派遣

写真:よりあいコーディネーターが進行し、みんなで体操!

遊具の無料貸出

写真:遊具を使って、みんなでゲームをして楽しんでいます!

うきは市内の社会福祉法人によるわくわく福祉出前講座

写真:えびね荘の職員による介護の寸劇

久留米ヤクルトによる健康教室

写真:健康に向けたお話や体操などの講話

「プログラムを一緒に考えて欲しい!」「こんな話をして欲しい!」など、どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にご連絡ください♪

連絡先
うきは市社会福祉協議会
電話
0943-76-3977

よりあい活動での感染予防について

令和5年5月8日から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ5類感染症に変更されました。これに伴い、よりあい活動時に気にかけて欲しいことをまとめております。
下記の「よりあい活動を行う際に推奨する感染症対策」を確認しながら、可能な形でのよりあいの開催をお願いします。

『よりあい活動を行う際に推奨する感染症対策』

  • マスクの着用は、個人の判断が基本となりますが、高齢者や基礎疾患を有する方(慢性肝臓病など)は重症化リスクが高いため、よりあいに参加する際はマスク着用を推奨します。(※本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがない様、お願いします)
  • 1時間に2回程度、換気をしましょう。
  • お互いの距離は、互いに手を伸ばしても届かない程度空けましょう。
  • 大きな声を出す活動は控えましょう。(特に向かい合っての大きな声など)
  • 複数の人が触れる場所(手すり、ドアノブ、テーブルなど)は、適宜、消毒しましょう。
  • 共有のタオルやふきんは使用せず、使い捨てのペーパータオルなどを活用しましょう。