福祉委員かわら版
200号 令和4年7月1日 発行福祉委員かわら版も今月号を持ちまして、通算200号目の発行を迎えました。ご愛読いただき、ありがとうございます。
これまで福祉委員の活動や事例、福祉に関する様々な情報等を発信してきました。
これからも福祉委員の活動に役立つ情報をお届けして参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
熱中症に注意!
7月に入り、本格的に暑くなる時期を迎えました。この時期に心配されるのが熱中症です。
熱中症は、高温多湿な環境に身体が対応できないことで生じる様々な症状の総称のことを指します。
症状としては、めまいや立ちくらみ、手足のしびれ、頭痛、吐き気、倦怠感等です。重症になると、返事がおかしい、意識消失、けいれん等があり、最悪の場合、死に至る危険性があります。
特に高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能や身体の調節機能も低下しているため、注意が必要です。
熱中症にならないためには
1.暑さを避ける
外出は日中の暑い時間帯を避け、涼しい服装を心がけ、帽子や日傘を利用したり、日陰を選んで歩いたりして日差しを避けましょう。また、室内でも、熱中症になる危険性があります。扇風機やエアコンを活用し、室内温度を調整しましょう。
高齢者宅では時としてエアコンが冷房に切り替えておらず暖房になっている場合があります。冷房の切り替えの有無も声かけしてあげてください。
2.こまめに水分を補給する
室内でも、野外でも、のどの渇きを感じる前に、こまめに水分を補給しましょう。また、スポーツドリンクや塩あめなどで塩分も補給しましょう。
3.必要に応じてマスクをはずす
気温や湿度が高い中でマスクをすると熱中症のリスクが高くなるため、注意が必要です。野外で人と十分な距離(2m以上)が確保できる場合はマスクを外しましょう。
4.日ごろからの健康管理
熱中症になりにくい身体づくりには、健康管理が大切です。食事と睡眠を十分に取り、規則正しい生活を行い、日ごろから健康管理を心がけましょう。
気にかけている方とお話する機会がありましたら、熱中症についても伝えていただくようお願いします。
「あの人、熱中症かな」と思ったときは
- すぐに風通しのいい日陰やエアコン等が効いている室内等の涼しい場所へ移す。
- 衣服をゆるめたり、体に水をかけたり、ぬれタオルをあてて扇いだりして、体から熱を放散させ冷やす。
- 冷たい水を与え、スポーツドリンクや塩あめなどにより、塩分も補給する。
- 自分の力で水分の摂取ができない場合や、意識障害が見られる場合は、すぐに病院に搬送する。
以上の対応をすることで、熱中症の重症化や後遺症を防ぐことにつながります。
これから暑くなってきますので、十分お気をつけください。
福祉小座談会を開催してみませんか
福祉委員さんより「地域でどんな人を見守ればいいの?」「福祉委員だけで見守り相手の状況を把握するのは難しい」と話を伺うことがあります。
そのように感じている方は、福祉小座談会を開催してみてはいかがでしょうか。
福祉小座談会とは
福祉小座談会とは、地域の中で日頃から感じている「福祉課題」(お困りごと・困っている人)について、情報の共有と解決に向け、区の役員さん(区長、分館長、福祉委員、民生委員等)と一緒に話し合うための場です。
その場には、社協の地域担当職員が同席し、進行の補助等を行います。
地域によっては、自治協議会の役員さんも同席され、福祉小座談会で挙がった意見や課題から自治協議会の活動に反映されています。
内容によっては、個人情報に触れることがあり、また、新型コロナウイルスの感染拡大の防止のため、複数区の合同開催ではなく、各区単体での開催をお願いしています。
話し合いの内容に応じ、
- ご近所さんの協力による支援
- 公的制度(福祉サービス)による支援
- 福祉活動以外の専門的支援への取り次ぎ等に分類して解決方法を検討していきます。
これまでも福祉小座談会を通して、見守りのきっかけになったり、専門機関の支援につながり、福祉サービスを利用しながら、住み慣れた地域で暮らし続けることができた事例もありました。
このような地域の情報共有は日頃の見守り活動や災害等の有事の際にも役立ちます。
地域の安心・安全のまちづくりにつなげたいと思い、本会では各行政区での福祉小座談会の実施を進めています。
福祉小座談会の開催のご希望やご質問等がありましたら、下記までお気軽にご連絡ください。
- お問い合わせ先
- うきは市社会福祉協議会 地域福祉課 地域係
- 電話
- 0943-76-3977