福祉委員とは

福祉委員は、小地域福祉活動（ご近所での見守りや安否確認活動、よりあい活動、住民の福祉課題を把握する活動など）の推進役として、区長さんや民生委員さん、近所の方など、地域に関わる方と協力しながら、活動を行っていただく方です。

社会福祉協議会の規程では、福祉委員の任期は２年と定めており、令和３年４月１日～令和５年３月31日が任期となっていますが、区の事情によっては１年で交代する地域もあるようです。今年度福祉委員になられた方は、前任者の残任期間となり、令和４年４月１日～令和５年３月31日の委嘱となります。

また、各地区自治協議会の福祉部門のメンバーとしても活動いただいております。各地区にて福祉委員の研修会等が開催される際は、自治協議会より案内がありますので、是非、ご参加ください

お住まいの区について振り返ってみませんか？

新たに福祉委員になられた方から「前任者と引き継ぎがなく、何をしたらいいのかわからない…」と話を伺うこともあります。

そんなときは、自分の区の担当民生委員さんと意見交換をするのはいかがでしょうか。

民生委員さんと意見交換する中で、これまでの福祉委員さんとの活動の話や、気になる方・気にかけて欲しい方の話もできると思います。

また、福祉委員さんが知っている情報や気になることについても話してみてください。民生委員さんが気づいていなかったこと、知らなかったことも出てくるかと思います。

民生委員さんは１人で複数の区を担当しており、声かけ訪問等も行なっていますが、民生委員さんから「自分が住んでいる区のことは分かるけど、隣の区は…」「高齢者の世帯は把握しているがそれ以外は…」との話を伺うこともあります。

一方、「区のことは福祉委員さんがよく知っている。」「気にかけている人の最近の様子や気になることがあったら相談している。」等、福祉委員さんと連携して活動しているという話も伺います。

福祉委員の皆さんには民生委員さんと連携して細やかな見守り活動を行っていただけたらと思いますので、民生委員さんとの意見交換をお願いします。

見守りの様々なカタチ

福祉委員さんから「一人暮らしの異性宅へひとりで訪問するのはちょっと･･･」「普段は仕事をしているので声かけ訪問する時間がない」「感染拡大時に対面して話して良いのだろうか」との話を聞くこともあります。

相手と顔を合わせることは、見守りにおいて大切なことですが、顔を合わせること以外にも見守りの方法はあります。

例えば

「回覧板を回すときに郵便物が溜まっていないか確認する」

「通勤や散歩のときに、雨戸が閉まったままになっていないか確認する」

福祉委員活動はご自身の無理のない範囲で続けていくことが大切です。
日常生活の行動の中に、少しだけ見守りを取り入れることも立派な福祉委員の活動です。
見守りの中で異変を感じられましたら、民生委員さん、もしくは社協までご連絡ください。

福祉委員の主な活動についてご説明しましたが、福祉委員さんだけが区内の端から端まで見守りを行うのは大変なことです。

地域によっては、区長さんや民生委員さんと協力しながら見守りをされたり、気にかけている方の近所の方が郵便物が溜まっていないか等の確認をしたりするところもあります。

地域の皆さんと協力した見守りへの働きかけをお願いします。

また、新型コロナウイルスの感染状況が日々変化していますので、ご自身やご家族の安全を優先し、できる範囲での活動をお願いします。

社会福祉協議会には、地域担当職員がおります。福祉委員の活動等でご不明なことや、ご近所で気になる方がいらっしゃいましたら、下記までご連絡ください。