福祉委員かわら版
196号 令和4年2月1日 発行火災に要注意を!
本格的な寒さが続き、皆さんも暖房器具で暖を取って、日々お過ごしのことと思います。
暖房器具を使う頻度が高く、空気が乾燥する時期に発生しやすいのが火災です。
令和2年に全国で発生した住宅火災の件数は1万564件で、これにより899名が亡くなり、そのうち約7割が65歳以上の高齢者でした。
年齢を重ねるにつれて、身体の運動機能や感覚機能が衰え、逃げるのに時間を要したり、火災が発生したことに気づきにくくなります。
こうした火災の被害に遭わないためには、火災を未然に防ぐ、日頃からの心がけが大切です。
火災を未然に防ぐには?
火災を未然に防ぐために、次の4つのポイントが重要です。
1、寝たばこは絶対にしない、させない
令和2年に死者が出た住宅火災の原因で最も多かったのが、たばこです。
たばこを吸われる方は、「吸い終わったら、火を完全に消す」「灰皿に水を入れておき、周りに燃えやすいものを置かない」などを心がけるようにしましょう。
2、ストーブの周りに燃えやすいものを置かない
ストーブを使用するときは、紙類や布団などの燃えやすいものを周りに置かないようにしましょう。
また、壁や窓の近くでストーブを使用する場合、風などでカーテンが揺れて、ストーブと接触して、出火することがあります。
壁や窓からも十分離して使うようにしましょう。
その他に、洗濯物を電気ストーブやこたつで乾かそうとしたら、ヒーター部分に衣類などが接触し、出火することがあります。
電気ストーブやこたつは、火を使わないという認識から、衣類を近づけてしまい、火災につながることが多いようです。
電気ストーブやこたつを使用する際も注意が必要です。
3、コンロを使用するときは、火のそばを離れない
コンロの火をつけたまま、電話や来客の対応をしたり、外出をしてしまったことで、火災が発生した事例があります。
コンロを使用するときは、火から目を離さないようにしましょう。
また、IHでも、加熱中に目を離したり、鍋の下に鍋敷きがあることに気づかず、加熱してしまったことで、火災になることがあります。
IHでも取り扱いには十分に注意しましょう。
4、コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
電源プラグがコンセントに長い間差し込んだままの状態になっていると、ほこりが溜まってきます。そこに湿気が加わることで、ほこりが焼けてしまい、火災の原因になることがあります。
定期的にプラグを抜いて、コンセント周りを清掃し、不必要なプラグは抜くようにしましょう。
火災の被害を抑え、身を守るために
火災が発生しても、被害をなるべく最小限に抑え、命を守るために、日ごろからの対策として、次のポイントが大切です。
- 火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する。
- 火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に警報器を交換する。
- 火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する。
- 火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく。
- お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確認・確保し、備えておく。
- 防火防災訓練への参加、防火の呼びかけなどにより、地域ぐるみの防火対策を行う。
4.の消火器について、誰もが見やすく、取り出しやすい場所に設置するのがいいそうです。
例として、玄関は人目がつきやすく、逃げる動線を確保しながら、使用することができます。 消火器の設置場所を家族で把握しておく、または各家庭の消火器の設置場所を地域の中で決めておくことで、火災に気づいた方が消火器をすぐに使用することができ、迅速な対応につながります。
以上、防火について紹介しました。
まだまだ寒さが続きますので、気にかけている方とお話する機会がありましたら、今回紹介した内容について、お伝えいただきますようお願いします。
研修会のお知らせ
令和3年度 うきは市成年後見制度・市民後見人普及啓発講座「専門家に聞きたい!制度のしくみ」
第1回「あなたを守る成年後見制度」
日 時 | 令和4年2月24日(木)13:30~15:30 |
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タイトル | 「あなたを守る成年後見制度」 |
講師 | 弓・柴尾法律事務所 弁護士 柴尾知成氏 |
会場 | うきは市総合福祉センター 2階大会議室(うきは警察署西側) |
対象者 | 市内在住または在勤の方 |
参加費 | 無料・要申込(定員30名) |
申込締切 | 令和4年2月21日(月)まで |
申込・問合せ先 | うきは市社会福祉協議会吉井事務所 ℡ 0943-76-3977(担当:金子・秀﨑) |
※新型コロナウイルスの感染状況によっては延期あるいは中止する場合があります
第2回「役に立つ!相続・遺言の基本」
日 時 | 令和4年3月10日(木)13:30~15:30 |
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タイトル | 「役に立つ!相続・遺言の基本」 |
講師 | 弓・柴尾法律事務所 弁護士 柴尾知成氏 |
会場 | うきは市総合福祉センター 2階大会議室(うきは警察署西側) |
対象者 | 市内在住または在勤の方 |
参加費 | 無料・要申込(定員30名) |
申込締切 | 令和4年3月7日(月)まで |
申込・問合せ先 | うきは市社会福祉協議会吉井事務所 ℡ 0943-76-3977(担当:金子・秀﨑) |
※新型コロナウイルスの感染状況によっては延期あるいは中止する場合があります