先月、福島県沖で震度6強の地震が発生しました。ニュースを見て、10年前に発生した東日本大震災を思い出された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、近年、豪雨による災害も毎年発生しています。災害はいつどこで発生するかわかりません。このため、平常時より災害に備えておくことが大切です。

平常時の災害への備えとして、
◎食料や飲料等の備蓄品（3日分）、非常時持ち出し用バックの準備をしておく。
◎家族同士の安否確認方法を事前に決めておく。
◎防災マップ等で避難場所や避難経路を確認しておく。
以上のことを準備・確認しておきましょう。

また、日頃から気にかけている方（一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯等）とお話する機会がありましたら、災害への備えの必要性について伝えていただけたらと思います。

3月に入り、区の役員交代等、来年度に向けての準備で慌ただしい時期になりました。

今年度は、社協より357名の方に福祉委員を委嘱させていただき、地域での見守り活動にご尽力いただきました。

今年度を振り返って…

今年度を振り返ると、年度当初に緊急事態宣言の発令に伴い、不要不急の外出自粛が要請され、地域活動や会議、研修会等、自粛せざるを得ない状況となりました。

また、現在も感染状況によって、地域活動等の実施が左右され、活動実施の判断が難しい状況となっています。

コロナ禍の一年を過ごしてきて、以前と比べ、人と関わる機会が大幅に減少しました。

これにより、身体機能の低下やうつ病の発症等、世代に関係なく、身体や精神面に悪い影響を与えています。

これまでも、人と人のつながりの大切さが謳われてきましたが、コロナ禍の影響により、社会的な孤独や孤立が深刻化し、これまで以上に人と人とのつながりが重要となってきています。

「近所の方とお会いした際のあいさつや、ちょっとした世間話」「気にかけている方に『お元気ですか』『お変わりないですか』と一言、声をかける」といった普段からの近所付き合いは、コロナ禍でも大切です。

今年度も残すところ、あと1ヵ月となりましたが、普段の近所付き合いを通した見守りを引き続きお願いします。

3月末で社協が定めております福祉委員の任期が終了します。

今年度で退任される福祉委員さんにおかれましては、これまで福祉委員活動にご理解とご協力いただき、ありがとうございました。

福祉委員の活動を通して、知り得たこと等、様々あるかと思います。その中で、プライバシーや個人情報に関わることにつきましては、守秘義務に関わりますので、退任後も守って頂きますようお願いいたします。

また、後任の福祉委員さんへの引き継ぎもよろしくお願いします。

例年、新しく福祉委員になられた方から「前任者から引き継ぎがなかった…」とお話を伺うことがあります。

気になる方等、引き継いでおいた方が良いと思うことは、後任の福祉委員さんに引き継ぎをお願いします。

引き継ぎする機会がなかなか取れない場合は、担当地域の民生委員さんと気になる方等について共有しておくのも一つの方法です。

最後にもう一つお願いですが、退任された後も、気になる方の見守りを行っていただけたらと思います。

一人でも多くの方が見守りに協力いただくことで、見守りの目が増えます。それが地域全体での見守りにつながり、より安全で安心な地域になっていきます。

以前にもご紹介しましたが、郵便物が溜まっていないか、電気がついているか、雨戸やカーテンが閉まったままになっていないか等、いつもの様子と違うところを気にかけることも見守りになりますので、今後ともご協力のほど、よろしくお願いします。

「地域の役を退任して、時間ができた。何か始めてみたいな…」
もし、そのように考えている方がいらっしゃいましたら、ボランティア活動はいかがでしょうか。

市内では、様々なボランティア活動が行われています。

先程も書かせていただきました地域での見守りも立派なボランティア活動です。

「市内ではどんなボランティア活動が行われているの？」「自分の特技や経験が活かせるボランティア活動はないだろうか…」等、ボランティアに関するご相談がありましたら、うきは市ボランティアセンターにお問い合わせください。

うきは市ボランティアセンターには、長年ボランティア活動に携わっている「ボランティアコーディネーター」が常駐し、ボランティアについて様々なご相談等に応じています。

ボランティア活動を考えている方やご興味がある方は、下記までお気軽にお尋ねください。