福祉委員かわら版
177号 令和2年6月1日 発行新型コロナウイルスに便乗した詐欺が発生しています
新型コロナウイルスによる影響に対し、様々な支援策が実施されている中、新型コロナウイルスに便乗した詐欺も発生しています。いくつか紹介しますと、
- 息子を名乗り、「コロナで困っているので、すぐにお金を用意してほしい」と頼まれた。
- 市役所の職員を名乗り、口座番号や暗証番号を聞き出された。
- その他に、行政機関等を名乗り、ATMの操作や、給付金の手数料の振込を電話で問い合わせる
等の事例が発生しています。
このような詐欺の対策として、
- 行政機関等を名乗り、「振り込んでほしい」等のお金に関する内容の電話は無視する。
- 家族と電話する際の合言葉を決めておく。
- 電話機の録音機能を使う。(犯人は声が残るのを嫌がるため)
等があります。
また、家族や近所の方と普段から話すことで、異変に気づくきっかけにもなります。
話をする中で、「これって詐欺かな?」と少しでも感じることがありましたら、警察や市役所、社協等へご相談ください。
熱中症にもご注意を…
気温が高くなり、これからの季節に気を付けておきたいのは、熱中症です。
今年は新型コロナウイルスの影響により、
- 外出自粛で汗をかく機会が少なく、汗で体温を下げる身体機能の準備が出来ていない。
- マスク着用により、身体に熱がこもりやすく、喉の渇きも感じにくい。
以上のことからも例年より熱中症の発生が心配されます。
熱中症の予防として、
- 人混みを避けた散歩や室内での軽い運動・体操等、涼しいうちに汗をかいて、身体を暑さに慣れさせる。
- 室内、外出時でも、喉の渇きを感じなくてもこまめに水分補給をする。
等があります。
特に高齢者は、身体の機能の低下により、暑さや喉の渇きを感じにくくなるため、注意が必要です。
近所の高齢の方や、気にかけている方と電話等でお話する機会がありましたら、ご周知をお願いします。
見守りの様々なカタチ(事例紹介)
先月の福祉委員かわら版では、コロナ禍における様々な見守り方法について書かせていただきました。
直接顔を合わせての見守りが難しい状況が続く中、区長さんや福祉委員さん、民生委員さんには、様々な形で見守っていただき、ありがとうございます。
先月、次のような出来事がありましたので、ご紹介します。
福祉委員さんが高齢者世帯の郵便受けに郵便物が溜まっていることに気づき、自治協議会にその旨を相談され、自治協議会より社協にご連絡をいただきました。
サービスの利用状況を確認したところ、その方は配食サービスを利用されており、今は入院されていることがわかり、自治協議会を通じて、福祉委員さんに安否を伝えることができました。
その他にも、家の電気がずっとついていないといった「いつもと様子が違う」ことに福祉委員さんが気づき、支援へとつながった事例もあります。
「いつもと様子が違う」ことがありましたら、社会福祉協議会までご連絡ください。
うきは市社会福祉協議会
吉井事務所 電話 0943-76-3977
一人で抱えていませんか?「生活・福祉丸ごと相談」
社会福祉協議会では、生活や福祉に関する様々な相談をお受けする「生活・福祉丸ごと相談」の窓口を吉井・浮羽事務所に設置しています。
これまでも年齢や性別を問わず、様々な「生活のしづらさ」を抱え、どこに相談していいか分からない方、身近に相談する相手がいない方等の相談をお受けしています。
困りごとの解決に向けて一緒に考え、関係機関と連携しながら支援を行っていきます。
また、ご本人やご家族をはじめ、区長さんや、福祉委員さん、民生委員さん、ご近所さんが気にかけていただき、その気づきから社協に相談され、支援へとつながったケースもありました。
ご本人やご家族、近所の方等から相談を受けた際は、社協に相談するもしくは、「社協に相談してみたら?」とお声かけいただけると幸いです。
※「生活・福祉丸ごと相談」の詳細につきましては、下記をご覧ください。