福祉委員かわら版
167号 令和1年7月1日 発行福祉委員になられてから、3ヵ月が経ち、福祉委員の活動も少しずつ慣れてきたと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうした中、新しい福祉委員さんから「よりあいってそもそも何?」、「よりあいって何をしたらいいの?」と『よりあい』に関するご相談やご質問をいただくことがあります。
そこで、今回は『よりあい』について説明をいたします。
『よりあい』はこうして始まりました!
『よりあい』が始まったきっかけは、民生委員さんによる高齢者への声かけ訪問活動の中で、「○○さんは元気にしてますか?最近会ってなくて…」という高齢者の声から生まれました。
年齢を重ねるにつれて、体調や環境などの変化から、外出する機会も減り、地域の中へ出ていくことも少なくなってきます。そのような中、みんなが歩いて集まれる公民館を利用した『よりあい』が始まりました。
どんな人が参加しているの?
『よりあい』は高齢者の閉じこもり防止、いきがいづくりが目的で、主に75歳以上の高齢者を対象とさせていただいています。
しかし、75歳以下の方や子どもたちが参加している地域もありますので、地域の実情に合わせて開催していただけたらと考えています。
どんなことをしたらいいの?
『よりあい』には「ゲームをしなければならない」、「昼食を準備しなければならない」などの決まりがあるわけではありません。
決まりがないからこその難しい面もあるかと思いますが、参加者が気軽に集まれる場として、自分たちの地域に合ったやり方で開催していただけたらと考えています。地域によっては、福祉委員さんはご飯だけ炊いて、参加者が漬物などを持ち寄って食事をしている地域もあれれば、午前中のみ開催している地域もあります。
『よりあい』は参加者とお世話人が一緒になって運営をしてもらえるのが理想だと思います。『よりあい』の内容や時間帯などにつきましては、無理がない範囲で実施していただけたらと思います。
『よりあい』の特徴
『よりあい』はつどいの場としての役割だけでなく、高齢者の見守り活動の役割もあります。
前述した通り、『よりあい』は元々民生委員さんの見守り訪問から始まった活動ですので、『よりあい』の日程や内容などが決まりましたら、対象となる方への見守り訪問を兼ねての案内をお願いします。また、『よりあい』を開催するにあたっては、事前に担当地区の民生委員さんにも連絡をお願いします。
『よりあい』を楽しみにされている方がたくさんいると思いますが、中には「声をかけても参加してくれない」との話を伺うことがあります。対象となるすべての方の参加は難しいとは思います。
しかし、参加されてない方がいつでも参加できるようにしていただきたく、『よりあい』開催時には見守りも兼ねて、対象となる方全員に声かけをお願いします。
また、当日に欠席された方には、再度見守り訪問を兼ねて、『よりあい』で出されたお菓子などを持って声を掛けている地域もあります。
『よりあい』について説明しましたが、これらをすべて福祉委員さんだけで行うのは難しい面もあると思います。区長さんや民生委員さん、地域のボランティアさんなど、たくさんの方々が協力し合い、区全体として『よりあい』を実施していくことが重要だと思います。
みなさまの『よりあい』活動をサポートします!
社協では、『よりあい』開催を推進するため、要望に応じて、『よりあい』のチラシ作成、遊具の無料貸出(吉井・浮羽事務所で貸出しています)、体操や、遊具を使ったゲームなどで『よりあい』を進めていく「よりあいコーディネーター」の派遣を行っています。
その他にも、社協やうきは市内の福祉施設、市役所、浮羽薬剤師会、警察署などによる出前講座の相談にも応じています。
「遊具の使い方を教えてほしい!」、「こんな話を聞きたい!」など、どんな些細なことでも構いませんので、お気軽に下記の連絡先までご連絡下さい。
うきは市社会福祉協議会 吉井事務所
電話 0943-76-3977
社協では、様々な形でみなさんの地域の『よりあい』活動をサポートします!
よりあいコーディネーターの派遣
遊具の無料貸出
うきは市内の社会福祉法人の協力による「わくわく福祉出前講座」
浮羽薬剤師会の協力による住民向け講話
その他にも社協ではみなさまの『よりあい』活動をサポートします!
ご要望等がありましたら、いつでも社協にご連絡ください!