福祉委員かわら版
165号 令和1年5月9日 発行「福祉委員かわら版」とは・・・
4月から新年度が始まり、区によっては役員さんが一新されたところがあるのではないでしょうか。また、新たに福祉委員になられた方の中には、「福祉委員かわら版」を初めて手にされた方もいらっしゃるかと思います。
この「福祉委員かわら版」は、毎月1日の区長文書にて、各行政区の福祉委員さん、区長さんにお配りしている広報紙です。
「福祉委員かわら版」では、地域の課題や事例、時事の話題等を交えながら、地域での福祉活動に役立つ情報を皆さまにお届けしたいと思っております。また、「○○について知りたい!」「こんな話題も取り上げてほしい!」等、ご意見やご要望にもお答えしたいと考えておりますので、社会福祉協議会までご連絡ください。
福祉委員は社協会長からの委嘱となります。
福祉委員さんは、社会福祉協議会会長が委嘱をしていますが、各地区の自治協議会の福祉推進部門のメンバーにも入っていただき、地区ごとに委嘱状の交付式が行われています。
現在、うきは市内に366名の福祉委員さんがいらっしゃいますが、そのうち、230名の方が今年度より新たに福祉委員さんとなられました。1つの区で1名~8名の福祉委員さんがこれから区内、または地区内で活動をしていただくことになります。
任期について
今年度福祉委員になられた皆さんは、2019年4月1日~2021年3月31日が任期となっておりますが、区の事情により任期が1年の方もいらっしゃるかと思います。
また、委嘱状交付式の際に社協より、福祉委員さんの活動等の説明をさせていただいております。その中で、福祉委員さんは行政区内の福祉活動の中心役また小地域福祉活動(ご近所での見守りや安否確認活動、よりあい活動等)の推進役というご説明もさせていただいております。
「こげんもせなんと…」と感じられた方もいらっしゃるのではないかと思いますが、お住まいの区で、できることから少しずつ始めていただければと思います。
お住まいの区について振り返ってみませんか?
新たに福祉委員になられた方から「前任者と引き継ぎがなく、何をしたらいいのかわからない…」と話を伺うこともあります。
そんなときは、自分の区の担当の民生委員さんと意見を交換する場を設けてみてはいかがでしょうか。民生委員さんと意見を交換する中で、これまでの福祉委員さんの活動の話や「気になる方や気にかけてほしい方」の情報が出てくるのかもしれません。
また、福祉委員さんが知っている情報や気になる方についても話してみてください。民生委員さんが気づいていなかったこと、知らなかったことも出てくるかと思います。
民生委員さんは1人で複数の区を担当しています。民生委員さんも声かけ訪問等をしておられますが、民生委員さんから「自分が住んでいる区のことは分かるけど、隣の区は…」「高齢者の世帯は把握しているがそれ以外は…」との話を伺うこともあります。
一方では、「区のことは福祉委員さんがよく知っている。」「気にかけている人の最近の様子や気になることがあったら相談している。」等、福祉委員さんと連携して活動しているという話も伺っています。
ぜひ、福祉委員の皆さんには民生委員さんと連携して見守り活動を行っていただきたいと思います。
見守りには色々な形があります。
地域の中には声かけ訪問をしようと思っても、声かけ訪問を望まない方もいらっしゃるかもしれません。
また、福祉委員の方から「異性宅へ一人で訪問するのはちょっと・・・」「普段は仕事をしているので声かけ訪問する時間がない。」との話を伺うこともあります。
そんなときは、その方の家の近くを通るときに、「電気がついているか」や「新聞や郵便物等が溜まってないか」等、普段生活していれば必ず変化するものを気にかけていただければと思います。また、ご近所の方に協力をしてもらうのも1つの方法かと思います。
地域での見守り活動は、福祉委員さんだけが行うものではありません。区長さんや民生委員さん、隣近所の方など地域の様々な方と一緒に行っていただければと思います。
また、社会福祉協議会には、地域担当職員がおります。地区の福祉大会や福祉の研修会等にもお邪魔させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。活動等でご不明な事や近所の方で気になる方等がいらっしゃいましたら、左記の連絡先までご連絡ください。
地区名 | 担当職員名 |
---|---|
山春、福富、妹川 | 佐藤 |
吉井、江南、千年 | 内木場 |
御幸、大石 | 池崎 |
新川、田篭、小塩 | 西岡 |
うきは市社会福祉協議会
吉井事務所 電話 0943-76-3977
「平成」から「令和」へ
「平成」から「令和」へと年号が変わりました。
「令和」には、厳しい寒さの後に見事に咲かせる梅の花のように、一人ひとりが大きな花を咲き誇ることができる、そんな明日への希望が込められているそうです。「平成」を思い返せば、大きな災害が多発した時代であったように感じます。「令和」は災害がない時代であってほしいと心より願っております。
「令和」に込められた願いのように、一人ひとりが住み慣れた地域でいつまでも自分らしい花を咲き続けるには、地域での関わりが重要なのかもしれません。社会福祉協議会では、地域での福祉活動を一緒に考え、お手伝いさせていただきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。