不登校・引きこもり相談事業より
言葉にできない生きづらさ
早いもので2025年もあっという間に1ヵ月が過ぎました。
2025年の今年は昭和で言うと昭和100年になるそうです。戦中・戦後、高度成長期、バブル経済後の失われた30年、そしてコロナ禍と、この100年は良い事もさまざまな困難もありましたが、それを乗り越え、この100年が築かれているのではないかと思います。
また、今年は団塊の世代が後期高齢者となり、社会保障費の負担増や人材不足が深刻化すると言われており、いわゆる「2025年問題」と呼ばれているその年を迎えます。今後、団塊ジュニア世代が高齢者となる2040年を見据え、誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現を目指し、国の政策も進められているところです。
さて、先日、不登校・ひきこもりを体験された当事者の方の講演を聞く機会がありました。その中で、「ひきこもりとは生きるための行為で、このままでいると自分が壊れてしまいそうで、立ち止まって考えている状態」とのお話がありました。
その方はひきこもっていた世界のことを「地下世界でまっくらで息苦しい世界」と表現され、昼夜逆転するのも、夜の方が「自分が生きている世界」と感じるため、夜に起きて活動をしていると話されていました。また、お話しの中で、「言葉にできない生きづらさを抱えて、一生懸命生きようとしている」との言葉が印象的でした。
先に述べたような近年のさまざまな社会の変化の中で、生きづらさを抱えることもありますが、そうした苦しい時、自分を大切にすることを忘れてしまいがちです。社協では、言葉にできない生きづらさ等に寄り添えるよう、ご本人やご家族のお話をお聞きし、一緒に考えていくことを大切に、相談をお受けしています。一人で悩まず、まずは下記までお電話、メールをください。お待ちしています。
不登校・ひきこもり相談・フリースペース

ご自宅に引きこもり気味で学校や適応指導教室に行けないお子さんが、自宅以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからのこと話してみませんか? まずはお気軽にご相談ください!
場所 | うきは市総合福祉センター 内 |
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詳細 | まずは下記番号にご連絡下さい。 |
◆相談員
熊野 智春(くまの ちはる)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1
電話 0943-76-3996(不登校・ひきこもり専用相談ダイヤル)
受付時間 平日8:30~17:15
メールでのご相談も受付ています
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで
うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会
一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?
日時 | 2025/2/19(水)19:00~21:00
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会場 | うきは市総合福祉センター1階 小会議室 |
費用 | 無料 |
内容 | 長阿彌幹生先生を迎えて、親同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。 |