不登校・引きこもり相談事業より
不登校の原因
小説や映画など、物語の大半は主人公視点で話が進んでいきます。一方、主人公と同じ時間軸を様々なキャラクター視点で描く手法があります。
主人公Aの脇役として登場する人物Bは、B視点でみるとBが主人公になりAは脇役となります。世界には存在している人々の数だけ物語があり、そこに優劣を決めることは出来ません。
ここからは例え話ですが、中学校に通うA君は勉強が得意で、B君は勉強が苦手です。A君からすると「なぜこんな簡単な事が分からないのだろう」と疑問に感じているかもしれません。
一方、B君視点でみると、周りの皆は出来ているのに自分は分からず授業についていけないため、あせりや不安が生じて「他の生徒からどう思われているだろうか?」と周りの目を気にする様になり、登校自体に対して大きなプレッシャーと苦痛を感じ、頭では「学校に行かないといけない」と思っているのに、身体が思う様に動かなくなります。
この状態から欠席が続くと不登校につながるのですが、みつばちの会でコーディネーターをしていただいている長阿彌幹生先生は「不登校・ひきこもりは自己防衛」だと話されます。これ以上我慢して行くと自分が壊れてしまうという事情から生じるものであり、それだけ追い詰められている証拠なのです。
この様な状況で無理に登校させるのはかえって事態を悪化させる事になりかねません。「なぜ問題が解けないのか」それは本当に勉強していないからだけの理由なのでしょうか。
今回の例は一例に過ぎず、実際はもっと複雑な理由で不登校になっている事が多いです。
だからこそ、家族や関係者は当事者目線を持ち、寄り添った関わりが必要なのだと感じます。
不登校・ひきこもり相談・フリースペース
ご自宅に引きこもり気味で学校や適応指導教室に行けないお子さんが、自宅以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからのこと話してみませんか? まずはお気軽にご相談ください!
場所 | うきは市総合福祉センター 内 |
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詳細 | まずは下記番号にご連絡下さい。 |
◆相談員
高橋 伸征(たかはし のぶゆき)
熊野 智春(くまの ちはる)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1
電話 0943-76-3996(不登校・ひきこもり専用相談ダイヤル)
受付時間 平日8:30~17:15
メールでのご相談も受付ています
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで
うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会
うきは市社協では、「うきは市不登校・ひきこもりを考える会」と共催で、毎月第3水曜日に家族会を開催しています。
一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?
日時 | 2024/11/20(水) 19:00~21:00
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会場 | うきは市総合福祉センター1階 小会議室 |
費用 | 無料 |
内容 | 長阿彌幹生先生を迎えて、親同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。 |