社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

7 令和6年7月1日発行

不登校・引きこもり相談事業より

PDCAサイクル

学生の頃、勉強をする事が好きではありませんでした。試験勉強時には友達同士で「勉強なんて将来何の役に立つんだ」と愚痴をこぼす場面もありました。大人になり、ルートや歴史の知識を活用する訳でも無いのになぜ勉強する必要があるのか。理由はいくつかあると思いますが、その1つとして学生時代から5教科を学ぶ事で大人になった時に生活で必要となる能力の基礎を作る事が出来るからではないかと感じます。では、学校に行かないと大人になった時に社会に順応出来ないのかと問われると、決してそうでもありません。何らかの理由で学校へ行けないという子に対して無理やり学校へ連れて行っても、状態が良くなる可能性は低いです。学校へ行く事、行けない事、どちらにも意味があるのだと思います。

不登校・引きこもり相談を行う中で「どうにか高校だけは卒業してほしい」という思いを聞きます。現代では高校を卒業している事がベースになっている所もあり、高校卒業を願うのは親として当然だと思います。みつばちの会でコーディネーターをしていただいている長阿彌幹生先生は「中学卒業後は3つの選択肢がある。1つ目は高校に行く事、2つ目は働く事、3つ目は休む事。」だと話されていました。高校進学、就職だけが選択肢ではなく、不登校当事者が休息を求めるのであれば休みを取る期間が大切です。高校は本人が行きたくなってからでも行く事は可能であり、本人を追い詰めるよりも、本人の選択を否定せず、その子の休息期間にも必ず意味があると捉え、選択を尊重しながら関わる事が大切なのかもしれません。

不登校・引きこもりで悩まれている方は、下記番号までご連絡下さい。

不登校・ひきこもり相談・フリースペース

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ご自宅に引きこもり気味で学校や適応指導教室に行けないお子さんが、自宅以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからのこと話してみませんか? まずはお気軽にご相談ください!

場所 うきは市総合福祉センター 内
詳細 まずは下記番号にご連絡下さい。

◆相談員

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高橋 伸征(たかはし のぶゆき)
熊野 智春(くまの ちはる)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1 
電話 0943-76-3996(不登校・ひきこもり専用相談ダイヤル)
受付時間 平日8:30~17:15
メールでのご相談も受付ています
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで

うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会

うきは市社協では、「うきは市不登校・ひきこもりを考える会」と共催で、毎月第3水曜日に家族会を開催しています。

一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?

日時 2024/7/17(水) 19:00~21:00
  • リモート、集合どちらでもご相談ください
会場 うきは市総合福祉センター1階 小会議室
費用 無料
内容 長阿彌(ちょうあみ)幹生(みきお)先生を迎えて、親同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。