千年地区自治協議会 福祉部委員会 視察研修
11月15日(水)、千年地区自治協議会福祉部委員会の視察研修として、主に3つの内容について講話と見学が行われ、福祉委員さん、民生委員さん等18名の方が参加されました。
①認知症サポーター養成講座
講座では、認知症について正しく理解するため、そもそも認知症とは何か?や認知機能の悪化による様々な症状の変化について説明がありました。認知機能の悪化によって、気持ちの変化や不安感が生じるという話では、周囲の方々が、本人の気持ちをくみ取り、できることや楽しみを尊重しながら接することが大切とのことでした。
健康的な生活を心がけていても、誰もが認知症になる可能性があるそうです。自分が認知症になった時に、周りからどう接してもらいたいか、今の生きがいや楽しみのある生活をいかに継続していけるかを改めて考えさせられる機会となりました。参加者からも、「正しい知識を得ることができた」「身近に認知症の方もいて、今後の関わり方の参考になった」などの感想がありました。
②うきは市が実施する就労準備支援事業について
本会職員からの事業説明と活動の拠点である『内職シェアステーションCococonne(ココンネ)』の見学が行われました。この事業では、様々な理由で就労に繋がらない方を対象に、拠点で行う内職作業を通じ、就労に向けた訓練や社会参加を促すグループ活動等を行っています。地域から挙がってくる課題や相談をきっかけに、事業が始まった経緯もあり、地域の皆さんからの情報や日頃からの見守りが、必要な方への支援につながっていくことから、今後も協力いただきたいとの話がありました。
③ワークサポート白鳥の家(障害者就労支援事業)
うきは市社会福祉協議会が運営する浮羽町にある事業所を訪問し、事業説明をうけた後、スワンショップ(雑貨販売)とスワンベーカリー(パン販売)を見学しました。初めて足を運んだ方が多く、市内に居ながらも知らないことも多いとの感想がありました。また、間近で通所者の作業や接客の様子を見ることができ、視察後にはたくさんの買い物をしていただきました。
様々な内容を盛り込んだ視察研修となりましたが、『福祉』はとても幅が広く、生活の一部として捉える必要があります。今回の研修で得た新たな情報や視点が、今後の地域での活動や参加者の皆さんの生活に活かされていくのではないかと思います。