社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

12 令和5年12月1日発行

不登校・引きこもり相談事業より

当事者の笑顔

以前みつばちの会で「不登校・引きこもり当事者にとって自宅は居心地の良い場所であるべき」というお話がありました。

誰もが当てはまる事ですが、生活の拠点である自宅が居心地の良くない場所であった場合、その方の生活は途端に息苦しく窮屈なものになります。「居心地が良くないので外に出よう」という考え方もありますが、不登校・引きこもり当事者の場合、すぐに行動に移す事は難しいものです。自宅での安心が確立された上で、次の一歩へとステップアップしていく事が理想ではありますが、その際に必要不可欠な事があります。それは、子どもに対する親の理解です。親の理解が無ければ当事者は孤立してしまい、前向きに進んでいく事が難しくなります。かといって「親が子を理解するのは当たり前」という考え方はあまりにも極端です。親も人間である以上、不安や焦燥感などから心身共に苦しくなる事があります。

みつばちの会でコーディネーターをしていただいている長阿彌幹生先生からは、「不登校・引きこもり支援を行う上で、保護者支援がとても重要になってくる」というお話をいただきました。保護者支援を行う事で、保護者が余裕を持って物事を考えられる様になり、良い距離感を保ちながら当事者と向き合う事が出来る様になります。大切なのは親や支援者の目標が「当事者の登校(就労)」ではなく「当事者の笑顔」である事。すぐに解決する事ではありません、長い目で見て、まずは「当事者の笑顔」を増やしていけたらと感じます。

うきは市社会福祉協議会の相談窓口にも、当事者のみならず家族からの相談が多くあります。困り事がありましたら専用ダイヤル・アドレスも開設しておりますので、気軽にご連絡下さい。

不登校・ひきこもり相談・交流スペース

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ご自宅に引きこもり気味で学校や適応指導教室に行けないお子さんが、自宅以外に「居場所」が欲しい当事者が集まれるスペースを設けました。一緒にこれからのこと話してみませんか? まずはお気軽にご相談ください!

場所 うきは市総合福祉センター 内
詳細 まずは下記番号にご連絡下さい。

◆相談員

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相良 照美(さがら てるみ)
高橋 伸征(たかはし のぶゆき)
うきは市社協 吉井事務所内
うきは市吉井町347-1 
電話 0943-76-3996(不登校・ひきこもり専用相談ダイヤル)
メールでのご相談は
ufhs.mail@ukiha-shakyo.or.jpまで
(▲メールアドレス変わりました)
受付時間 平日8:30~17:15

うきは市不登校・ひきこもりを考える親の会
みつばちの会

うきは市社協では、「うきは市不登校・ひきこもりを考える会」と共催で、毎月第3水曜日に家族会を開催しています。

一緒に不登校やひきこもりについて話してみませんか?

日時 12/20(水) 19:00~21:00
※リモート、集合どちらでもご相談ください
会場 うきは市総合福祉センター1階 小会議室
費用 無料
内容 長阿彌(ちょうあみ)幹生(みきお)先生を迎えて、親同士で話をし、家庭や自分自身を見つめる機会を設けていきます。