社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

12 令和4年12月15日発行

うきは市ふくし川柳コンテスト 入賞作品発表

うきは市社会福祉協議会では、心が温まり、少しでも明るい気持ちになるような“ふくし川柳”を令和4年5月から6月にかけて募集しました。たくさんの作品をご応募いただき、誠にありがとうございました。集まった作品の中から本会で選考し、12作品が入賞しました。入賞した作品を以下の通りご紹介します。(入賞者のコメントも一緒にご紹介します。)

井戸端も 一間あけて 立ち話
コロナが発生して立ち話しも対面約2mが必要かなとの思いです。
アンタ誰? マスクずらして ハイ!私
知り合いでもマスク越しでは…?声をかけるにも気を使います。お互いに。
ケセラセラ きっと明日も 大丈夫
コロナ禍の終息も見えない昨今。不安になったり先のことで悩んでいると、母が「ケセラセラ、何とかなるよ」と言ってくれました。心がほっこりして「明日も大丈夫」そう思えたことを詠みました。
階段を バーバ気遣う 4才児
お父さんに手を引かれた男の子が後ろにいるおばあちゃんの事をとても気にして「おばあちゃんが…」と何度も振り返り、見守っていました。とても優しいお子さんだと感心致しました。
風呂あがり シップを貼り合う 老夫婦
背中や腰、手の届かないところをお互いに貼ってやりながら、もうこんな歳になってしまったのかと痛感している毎日です。
ありがとう 支え合いの まちづくり
助けられたり、助けたり、支え合いながら、"ありがとう”の一言でこころがなごみます。
夢に見た 面会解除で 笑み戻る
施設や入院生活中の人々にとって「面会禁止」は酷だった。面会できるようになり良かったネ。
バスの席 ゆずり恥らう 中学生
視力の乏しい私が杖を突いてバスに乗車した時のことです。
手を借りて 心に残る 思いやり
手を借りた後の残った手の温もりが「思いやり」を感じさせる。
一人住む ご近所さんへ おすそ分け
一人で住んでいる近所の人へお声かけやおかずを持って行ってやったり、野菜や果物など少し届けたりしています。
筋トレで 介護予防の 第一歩
健康志向で筋肉トレーニングが流行しています。高齢者になっても筋肉は関係なく作られるとのこと。要介護にならないよう、筋トレに励みたいものです。
「ありがとう」 笑顔の花が またひとつ
お金で買えない「ありがとう」のことばは心に花を咲かせてくれます。困っているとき、助け合うときなど、お互いに伝えあう「ありがとう」でもっともっと笑顔のまちになりますように。

入賞作品の他にも、素敵な作品をたくさん応募いただきました。その中から、いくつか作品を紹介します。

  • 孫の手に すがりて行きし ホタル見に
  • 男の子 はっきり挨拶 気持ちよさ
  • 年重ね ゆるき流れや それも良し
  • 目と心 注ぎ繋がる 福祉の輪
  • 紅葉の手 いつかお世話に なりまする
  • 娘の思い 老いた我が身に 手を伸べる
  • 隣の子 回覧板で ごあいさつ
  • やさしさと 笑顔の多い サロンかな
  • 「ピンポーン」 お待ちください 老い五分
  • 杖をつき 歩ける幸福 ありがとう
  • 安心の 声かけ見守り あたたかく
  • 年齢と 消費者物価 あがるのよ
  • 人集い 笑顔元気の 花が咲く
  • 吾が輩を 先づは福祉に 還元す
  • ひざいたし 野草とるたび わすれられ
  • 声かけは 周りの人の 一言で
  • つどいの場 ますます元気に おかあさん
  • 店先で 倒れし我が手に 冷水を

この作品を通して、明るい気持ちになったり、福祉の大切さを感じていただけたらと思います。
本会では、福祉啓発を今後も行い、福祉のまちづくりを進めていきます。

うきは市ふくし川柳コンテストは、歳末たすけあい募金の配分金を活用して実施しました。