社会福祉法人うきは市社会福祉協議会

声・手・心 つないで人の輪 地域の和

ふくしのかわら版

11 令和4年11月15日発行

福富小学校福祉教育

福富小学校にて9月30日(金)、10月4日(火)、5日(水)の3日間、4年生33名を対象に福祉教育の授業が行われました。

担任の先生より「相手のことを思いやれる子ども達になって欲しく、障がいをお持ちの方と触れ合い、子ども達の視野を広げる時間にしたい。また、うきは市は、障がいをお持ちの方が生活しやすいマチなのかを考える機会にしたい。」とのお考えを事前に伺い、ゲストティーチャーとして、身体・聴覚・視覚に障がいをお持ちの方々が学校を訪問し、直接、児童と触れ合いました。
子ども達は、「障がいのある方がどんな生活をしているのか?」と、気になっていた様子でしたが、ゲストのみなさんが、普通に元気に生活していること、困った時には周りの人に助けてもらっていること、現在は、便利な道具があるからそれを使うことで以前よりも生活しやすくなっていることを道具やエピソードを交えながら丁寧に説明していただきました。

写真:聴覚に障がいをお持ちのゲストティーチャーから、手話を教えていただきました。
写真:体育館にて、スロープや段差などがあるコースを作って車椅子体験をおこないました。

お話を聞いた後に、車椅子体験や手話体験なども行いました。後日担任の先生に、お話や体験をした後の子ども達の感想を伺うと「自分が車椅子に乗ったら思ったよりも怖いと感じた。だから、車椅子を押す側になった時には『右に曲がります』などの声掛けを意識したり、ゆっくり押すようにした」や「目が不自由でも生活の中で使うお金の識別を間違わずに出来ていて驚いた。お金の大きさや紙幣の大きさに違いがあることを知った」、「手話を勉強して、ゲストティーチャーとお話したい」との意見が挙がったそうです。

誰もが暮らしやすい生活環境が整備することは、すぐにはできませんが、障がいを持つ方等への心のバリアフリーが子ども達と共に育まれ、優しいうきは市になって欲しいですね。