うきは市第1層協議の場
11月12日(火)、うきは市役所3階大会議室にて、「うきは市第1層協議の場」の第6回目が開催され、65名の方に参加いただきました。
今回のテーマは前回に引き続き、“認知症”をテーマに実施しました。
まず始めに、うきは市役所保健課より、認知症の症状や対応方法や現在作成中の認知症ケアパスについて説明を行いました。
その後、架空の事例について寸劇を交えながら説明を行い、その事例(下記図)をもとに、それぞれの立場で
(地域にお住いの方:ご近所やお友達の一人、地域の役として・介護事業所・企業・医療機関の方:それぞれの専門分野や関連する分野として)
どんなことならできそうかについて話し合いました。
各グループからはおばちゃんの希望や不安なことに対する地域の声かけの他、介護保険等の制度による支援、企業等のサービス、心配している娘さんの気持ちに寄り添った対応や相談窓口の紹介等様々な角度からの意見をいただきました。
そのうえで、全グループに共通していたことは、様々な人やモノや機関がつながれば、これからも、住み慣れた自宅で生活し続けられるということです。
今回出された皆さんのご意見からも地域にお住いの方だからできること・専門職の方だからできることがあり、それぞれが大切であるということが改めて確認できたのではないかと思います。
そして、それぞれがつながり合うことで、一人ひとりの方の暮らしを支えることができるのではないかと思いますし、今回出された意見のような体制が地域の中に確立されることが、「地域包括ケアシステム」の構築ではないかと思います。
今回のテーマは「認知症」でしたが、この体制づくりは、認知症に限らず、また、高齢者の方に限らず様々な困りごとを抱え、生活をされる方を支える体制づくりにも発展していくのではないかと思います。
すでにそれぞれの地域等で様々な取り組みが進んでいますが、今回出た意見を、皆さんそれぞれの地域に持ち帰り、より身近な地域でなにができるのかを話し合っていただいたり(第2層協議の場)、機関や施設等で検討していただき、新たな取り組みや、今ある活動の充実につなげていければと思います。
次回もたくさんの方のご参加をお待ちしております。