山春地区協議の場づくりのための勉強会
10月15日(火)、第3回山春地区勉強会が開催されました。
まず、第1層地域支え合い推進員より、これまでの勉強会で皆さんから出た意見をもとに、再度地域包括ケアシステムの考え方や地域ごとの特性に合わせた体制づくりの必要性、高齢者の生活支援の取り組み(見守り活動や生活を支える様々なボランティア活動、企業や介護事業所等の取り組み等)についてうきは市内の事例を交えながら紹介しました。
また、地域の活動や助け合い、専門的なサービスがどちらか一方に偏ったり、お手伝いを必要とする本人と地域との関係が切れることなく、つながりあうことの重要性についてもお話をさせていただきました。
その後、助け合いカードゲームを行い、ゲームを通して、助けること・助けられることについて考えました。
ゲーム後は、見守り活動のお話しでもよく出ている「訪問しても遠慮がちな方が多い。」「声をかけても受け入れてもらえないことも。」といった意見を踏まえ、「助けられ上手になるために」について話し合いました。その中では次のような意見が出ました。
- 近所づきあいできる場所(お酒が飲める場所だとなお良い)
→お酒を飲むと話がはずむ。以前は角打ちがコミュニケーションの場だった。 - 見栄をはらない(素直になる)
- 言葉にする
「ありがとう」「今が一番幸せ」など - 依存して生きることも大切
- 自分の体のことを知っておく
→かかりつけ医を決めておく - 最後をどんな風に迎えたいかを考えておく
- 情報(助けを求める先)収集を行う
- 今のうちに助け上手になっておく →将来助けられ上手になれる!
- 助けを求めやすい仕組みづくりも大切
→お願いする方も、頼める相手が複数だとお願いしやすい(小集団・窓口・低額で頼める)
皆さんの意見を踏まえると、「助けられ上手」になるためには、
①「本人や周囲の心がまえ」
②困ったときに「困った!助けて!」と言えるような関係を作るための「準備運動(土台作り)」
③「助ける側の受け入れ体制の準備・助け上手になっておく」こと
の3つがあり、本人等の気持ちの準備、頼みやすい関係をつくることや感謝の言葉を伝えるなど様々なことが重要であるということが分かりました。