小塩地区協議の場づくりのための勉強会
8月21日(水)の第3回勉強会は22名の参加があり、第1層地域支え合い推進員より、高齢者の生活支援の取り組み(「安心の確保」、「日常的な家事」、「外出」、「交流」、「非日常的な家事」)について、うきは市内の事例を交えながらお話しさせていただきました。
その後、皆さんで「助け合いカードゲーム」を行いました。
これは、カードの中から、自分が手伝ってほしいことを3枚選び、他の参加者の方にそのお手伝いをお願いする。お手伝いが可能であればそのカードを受け取るというゲームですが、中には、カードを他の参加者に渡すよりもカードを受け取る方が多い、「助け上手さん」、自分が持っていた全てのカードを他の参加者に受け取ってもらった「助けられ上手さん」と様々でした。
地域では、「助け上手さん」も必要ですが「助けられ上手さん」も必要です。
ゲームを通して、助けること・助けられることについて考える時間となりました。
ゲーム後、第2回勉強会でも出ていた「助けられ上手・見守られ上手も大事!」といった意見をふまえ、「助けられ上手になるために必要なこと」をテーマに話し合いました(下表)。
皆さん自身が生活の中で不便を感じるとき、思いがけない事故や病気、災害が起こった時など、自分の力だけではどうしようもなく、その時になって慌てないために、「助けられ上手」になっておくことが必要です。
そのためには、常日頃から、本人も周囲もその雰囲気作りをしておくことが大切です。
皆さんの意見をふまえると、「助けられ上手」になるためには、
①「本人や周囲の心がまえ」
②困った時に「困った!手伝って!」と言えるような関係を作るための「準備運動(きっかけ作り)」
③「お願いできる相手を増やす(近所や趣味の仲間・少し離れたところの友達)」
の3つがあり、本人等の気持ちの準備、頼みやすい関係をつくることや感謝の言葉を伝えるなど様々なことが重要であるということが分かりました。
『助けられ上手になるために必要なこと』
- 普段からのコミュニケーション(昔は隣近所の「お互い様」が当たり前だった)
- そでの下を持っていく(野菜や果物)
- 相手に分かるように笑顔でお礼
- 困ったことを言える仕組み・関係
- 自分の得意なことや助けてくれる人や団体、相談先を知っておくことも大事
- 助ける側が多い
- 近所の方との付き合い方が大切
- 顔見知りになる
- 話を聞きやすい関係性は小さいころから続いていくもの
- 助けてくれる人を家に入れられるだけの信頼関係を築くこと
- 多世代交流は助ける
- 社会参加、いつするの今でしょ!
- 助ける、助けられる側どちらも集う場があるといいのではないか
- 助ける側としては「言ってくれればよかったのに・・。」と感じている
- コミュニケーションの始まりは井戸端会議やおすそ分け
- 素直になることも大切
- 近すぎるが故に遠慮してしまうこともある
- 意識的に外に出て会話をすること
- 挨拶する
- 女性は集まる場が少ない→集まる場をつくる(女性部や同世代の交流の場など)
- 置き薬の販売・生協など地域外の人との交流も大切
- かわいいお年寄りを目指す
- 遠慮しない関係・相手をつくる
- プライドをもつ⇔ときには捨てることも大事
- 友達をつくる
- 本人の努力も大事
- 団塊の世代の交流のためにも…「ちょっとよらんの」夜間の部開催(要検討)
★皆さんの意見から・・・
今決断しよう・・かわいい高齢者になるために!!
今宣言しよう・・・素直になります!・遠慮はしません!