吉井地区協議の場づくりのための勉強会
8月7日(水)、第1回吉井地区勉強会が開催されました。
勉強会には、41名の参加があり、まず、うきは市の現状や地域包括ケアシステムの説明の後、地区の現状(人口減少、少子高齢化の進行が区によって異なること、公民館がないこと)や、第3期地域福祉計画・活動計画での地区座談会での意見を共有し、地域計画から見える地区の状況からは、住民だけでは解決できない課題もあるということを参加者の皆さんと確認しました。
その後、「吉井地区にあったらいいな(こんなもの・かたち・仕組みがあったら、これからも吉井地区で暮らしやすくなるアイディア)」について話し合いました。
『地域包括ケアシステム』は、高齢者の方が住み慣れた地域で最後まで暮らせるための体制作りですが、地域全体がよくなることは、高齢者に限らず、そこで暮らす皆さんの生活が良くなることにつながります。
そのためには、必ずしも地域の皆さんだけ解決できるものばかりではありませんし、拠点になる場所や移動手段となる車両など(モノ)、運営していくための予算や補助(お金)、見守っていく地域の目や、困りごとのお手伝い、困っている方の背中を押す家族やご近所などの身近な存在(ヒト)など様々な要素が必要になってきます。
また、「みんなで話し合って地域の行事を変えてきた。」、「地域がまとまらないといけない。」、「行政区でも話し合いが必要。」というご意見からも、新たな仕組みや今あるものの充実・合理化を図るためには、まずは話し合うことが重要であるように感じました。
この勉強会は、うきは市や地域の現状を知るとともに、地域にお住いの皆さんをはじめ、関係団体、地域で活動している企業、医療機関、介護サービス事業所など地域に関わる方にも参画いただき、その地域ならではの活動と支援サービスのあり方について話し合いを進めていく『協議の場』をつくっていくためのものです。
ぜひ次回もご参加いただければ幸いです。たくさんのご参加をお待ちしております。
吉井地区にあったらいいなこんなもの・こんなこと
[介護予防]
- 歩きたい
→ウォーキングする場や活動の企画 - 健康づくりできるような公園(子どもも連れて)
- ラジオ体操(子どもとの交流にもなる)
[居場所]
- 古民家の利用をしたい
→活動の拠点や若い人を呼び込む、所有の課題 - 「かわはらさんち」のように寄り合って話せる場
- 角打ち(特に男性の居場所)
- 公民館があればいい
- 地域の交流があると、より人も地域に定着するのでは
- よりあいに色々な方が参加してくれるといい
- 公民館単位だと20-30名集まるので小さい単位で集まる
[見守り]
見守る地域の目も大事
- 公的機関に相談している
- 市の緊急通報システムを利用している
- 朝元気に起きてるか印を出してはどうか
- 近所と一緒に見守りしている
[生活支援]
- 14区おたすけ隊(有償ボランティア)
- 分別収集のごみを持っていく手伝い(ご近所の助け合い)
[買い物]
移動と買い物は関連する!
- 子どもがはじめてのおつかいをできるところ
- 宅配や生協を利用している
→自分で選びたい人もいるので移動販売なども必要
[生きがい]
- 高齢者の働ける場
- 老後に地域のため自分のために活動できる場
[移動]
移動と買い物は関連する!
- 免許返納後の買い物の場や移動手段
- 子どもが買いものに連れていく(家族の支援も大事)
- 移動販売(大変助かるが、採算とれるのか)
- バス停・銀行・郵便局まで行ける移動手段
[その他]
- 少子高齢化が進んでいる
- 若い人が戻ってこれるような仕事の場
- 吉井地区は民主的なところがいい。
- しきたりがないので自由に過ごせるところがいいが、しきたりがない分つながりが薄い部分もある(良いところも悪いところもある)
- 行政からの補助があるといいか(活動や場所に対して)
- たのもし講(お金を出し合って困った人に貸す仕組み)が昔はあった。その中で話し合いもあり、地域の行事などについても話し合って、変えてきたものもある
- 交流の場や活動を引っ張る人も必要
- 勉強できる場・高校がもっと選べるといい
- お米がもらえるとうれしい(子育て世帯への特典)
- 区役がすぐまわってくるので合同区制も必要
- 市役所の働きかけが重要
→市役所が出向いて地域と顔を合わせて頻回に話し合いをもってほしい - 地元がまとまらないといけない。行政区でも話し合いの場が必要