小塩地区協議の場づくりのための勉強会
6月19日(水)、第1回小塩地区協議の場づくりのための勉強会が行われました。
まず、市役所保健課より、うきは市の現状と今後の予測として、75歳以上の後期高齢者や単身、高齢者世帯の増加により、生活支援のニーズは増加・多様化する一方、支えていく生産年齢人口(15歳~64歳)の減少により、医療・介護の担い手不足も深刻化するとの話がありました。
そこで、全国の自治体では、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、『地域包括ケアシステムの構築』を進めているとの説明がありました。
次に、社協の小塩地区担当職員より、小塩地区の現状や地域計画などから見える状況(高齢者の見守り、防犯・防災対策、空き家・耕作放棄地の活用などの課題)についてお話をさせていただきました。
その後、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けるために…「こんなものがあったらいいな」を話し合いました。
その結果、下記のような意見が出ましたので、ご紹介します。
【介護予防】
- よりあい、げんき塾
⇒男性の参加がもっとあればいい - 地域のデイサービス
夜の集まりの場が男性の介護予防・生きがいになるのでは?!
【居場所】
- 年代を問わず、交流・集まる場
子どもから大人まで集える場、今の若い人の参加を増やしたい! - 保育所を活用した居場所づくり
⇒子ども達が遊ぶ場、保護者同士の交流 - カラオケがほしい
★希望が丘のカラオケ機貸出OK! - 温泉・軽食喫茶(カフェ)
- ちょっとよらんの
- 常会は以前より少なくなったが、祭りや行事で毎月集まっている
【生活支援】
- 空き家も増えた⇒店舗に活用できないか。
- 床屋 ・近所の人のゴミ出しをしている
【買い物】
- コンビニや商店 ※昔は商店があった。
- Fコープの利用が意外と多い⇒もっと活用
- 移動販売車の回数がもっと増えたらいい
【医療】
- 薬局・医療機関 ※昔はあった。
- 移動診療所
⇒医療関係者の協力が必要!
【見守り】
- 日中の災害・防犯対策(昼間は若い人がいない)
- 一人暮らしの見守りを福祉委員、民生委員でしている(月1回)
特産品で収入を得て、介護予防にならないか
【生きがい】
- 小塩のお米などを使った店舗をつくる
- 小塩の道の駅、特産品のブランド化
- 居酒屋に行く
- 講演会に行く(自治会で募集をつのる)
生きがいづくりは介護予防につながる!
【移動】
- 自治協のバスの活用(運転をお手伝いしてくれる人が必要)
⇒グループだと利用しやすいのでは?周知・声かけをするなどの工夫を。 - デマンドタクシーの延長(吉井や杷木まで)
- フリーバスの復活 ・バス停までが遠い
- ドアto ドアの移動手段 ・セニアカーのリース
移動手段について、高齢者でも活用しやすい工夫・方法を考える必要がある
【その他】
- 公衆電話の設置
- 緊急連絡用に自治協へつながる電話
【小塩のじまん】
- ごはんがおいしい⇒小塩ブランドの米や野菜
- 水がきれい⇒ホタルがたくさん
- 器量が良い人がたくさん
このように、今後の生活に向けて必要な要素は多く、それらは、地域の皆さんだけで、できることばかりではありません。
今回の勉強会には、小塩小学校や、地区内外の社会福祉法人・福祉施設等の方々にもご参加いただきました。勉強会を通して作っていく『協議の場』とは、地域にお住いの皆さんをはじめ、関係団体、地域で活動している企業・商店、医療機関、社会福祉法人、介護サービス事業所等に参画いただき、その地域ならではの活動と支援サービスのあり方について話し合いを進めていく場です。
『協議の場』や勉強会は、どなたでもご参加いただけますので、お住いやお近くの地区にて、協議の場などが開催される際には、ぜひ、ご参加ください。